ちえぶくろう

ふくろうはどこに③ ゆれるふくろう編

クリニックに新入り君がやってまいりました(‘ω’)ノ

少しの振動でゆらゆらと揺れてとってもかわいいです♩

頂き物ですが、アイデア力がすごいなぁ~とスタッフ一同感動しております!!

 

 


日刊ゲンダイ 皮膚を科学する 食べてもいないのになぜ? 辛味成分に触れると温かい理由

今日は、皮膚科疾患とは少し別の話題で取材をうけました。

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/215828?page=1

〇〇ラーメンの5辛を頼むととうがらし、沢山はいっていて一気に口の中が辛く、熱く、さらに痛みを感じませんか?私はそれに加えて額や頭部全体、首から上の部分からとめどなく汗が流れ落ちます。。。唐辛子のカプサイシンという成分を関知する受容体は、実は痛覚とも連動しており、そのような感じ方になります。また、メンソールがはいったガムをかむと、さわやかな感覚とともに、冷たい、ひんやりといった感覚も起こりますね。それも、メンソールを関知する受容器が冷感を感じる感覚器であることが分かっています。

辛いといったものは触ったり、食べると危険なことがありますね。毒だったり体に危害が加わる信号として、痛みに変換して進化したという説があります。

ただ、逆転の発想もまたしかり、難治性の神経痛に対してカプサイシン入りの軟膏を外用する治療も病院では行います。皮膚科では帯状疱疹後に続く痛みに対してカプサイシン軟膏を外用してその部分の痛みを治療します。当院でも行っている治療です。

ヒトの体の不思議、その中で皮膚の役割の不思議は本当に奥深くて、全てが理にかなって美しいなと感動します。

院長 藤本智子

 


日刊ゲンダイ 皮膚を科学する “鳥肌の話”

急に寒いところへでたり、恐怖を感じると、どうして“鳥肌”が立つのか。取材を受けました。

皮膚科に聞いた “寒い・怖い”でなぜ「鳥肌」は現れる?

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/215352

どうぞお時間のあるときにお読みください。

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック


千趣会 ベルメゾン商品のプレスリリースでの講演依頼 スキンケア ~肌に触れるものの重要性~

先日、8月24日に、株式会社千趣会が運営するベルメゾンの2017年秋冬新商品メディア向け説明会において、肌に触れるインナー選びの重要性について講演をさせていただきました。

http://kirei.woman.excite.co.jp/news/detail/20170901183833_myl023238

http://www.senshukai.co.jp/main/top/press/info/index.html

池袋西口ふくろう皮膚科クリニックでは、4月29日の内覧会にて、“赤ちゃんのスキンケアの重要性”についてミニ講演をさせていただきました(詳細は、ちえぶくろう、最初の記事をご参照ください)が、私自身、このスキンケアについては並々ならぬ情熱を注ぎたいと常日頃思っております。受診される患者さんの中には「またスキンケアの話ですか・・・、よく聞かされていてもうみみにタコなんですが( `ー´)ノ」という方もおられるかもしれません。

ただ実は、素肌に直接触れるインナー選びもそれと同じくらい重要なことに考えています。皮膚のバリアを壊さない=摩擦が少ない寒さをしのげると同時に室内での発汗を速やかに逃がしてくれる、そんな素材が非常に好ましいと思っています。

ベルメゾンの秋冬は“ホットコット”というあったかインナーに非常に力をいれておられていました。ヒートインナーは近年、ちまたで欠かせないアイテムとなっていますが、その中で綿素材の含有率と、その素材選びにもこだわって作られたインナーであることを説明されていました。

このお話しをいただいたのは開院してまだまもないころでしたので、子供からご高齢の方まで、みんなの素肌をすこやかに保ちたいという当院の理念がこのような機会につながり、私自身非常にうれしいことでした。

もちろん我が家でも綿100%のホットコットを今年の冬は活用したいと思います。

千趣会は、働く女性は非常に割合が多く、生き生きとした職場でとても素敵でした(^^♪

院長 藤本智子


足に繰り返すたこ、魚の目、外反母趾について ~インソール外来をはじめました~

皮膚科へ受診されるかたで、足のトラブルの方は多く、本日はその話題にしました。

爪が変形した悩み、足底にたこ魚の目ができる悩みで、歩くのも困難になり来院されます。多くはやはり中高年の方のお悩みが多く、靴屋さんに通ったりされるもなかなか合う靴がなかったり、サンダルで対応されていたりする場合もみられます。

爪の変形の場合→爪の切り方切り方、歩き方、靴の選びかた、靴の履き方でおこる巻き爪、爪白癬による変形、循環障害の問題などが多いです

足底のたこ、魚の目の場合→ウィルス性疣贅と間違えている場合もあります。多くはその方の歩き方のくせがあって、正しい歩行ができておらず、結果的に外反母趾、開帳足、扁平足などの足変形があることで同じ部位に繰り返し何年もたこなどを繰り返します。

当院での加療は、

①爪が食い込んで痛い、たこや魚の目が痛くて、皮膚科に来院された患者さん、症状によって医師が削る用具で治療をしています。同時に正しい爪の切り方、自宅でできるフットケアの方法をお伝えしています。

②爪の治療に関しては、テーピング法コットンパッキングといった保存的な治療から、超弾性ワイヤーガタ―法手術まで治療を選択します。

しかし、やはり何回も繰り返し同じ場所に症状が繰り返す方、毎月たこけずりで来院される方の中で、程度がひどい方、また、痛くて靴の選び方などわからない方に、インソールを専門家に作成してもらうことでその悩みが解決する場合もあり、このたび、月1回、義歯装具士の方にインソールを作成、その後のアフターケアをしてもらえる日を設けることとしました。まだプレオープンですが、また情報については今後触れさせていただきます。

本日は、先日型どりをしてもらった患者さんがご自分の靴をもって来院されました。

患者さんの足底の形を型どりし、その方のオーダーメードのインソールをつくります。納入の日には、しっかりとフィッティングして、微細な調整をしてもらいます。

この患者さんは、普段履かれるトレッキングシューズにインソールを入れたいというご希望でしたので、もってきていただき、インソールを靴にも合わせて履いてもらい本日は終了となりましたが、今後も違和感があった場合は適宜調整をいただくこととなりました。靴の選び方、また、正しい靴の履き方、歩き方について指導をしていただきました。

料金については、医師の診察の上、各患者様の症状により値段が変わります。

もちろん、インソール作成前にできることについて、しっかりと診療をしていきます。お困りの方は一度受診をお待ちしております。

院長 藤本智子

 


帯状疱疹ワクチンについて

今日は帯状疱疹ワクチンのお話しです。

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)を起こす水痘・帯状疱疹ウィルス(VZV:varicella-zoster virus)によって起こる疾患です。VZVは初感染でみずぼうそうを引き起こしますが、治ったあとは私たちの脊髄後根神経節に潜伏しています。ということは一生仲良く共存しているということです。そこで、加齢や疲労による細胞性免疫の低下がおこると、抑えきれなくなったVZVが再活性化して、今度は体の左右どちらか半分に、神経分布領域に一致して帯状に帯状疱疹を発症します。日本では80歳までに約3人に1人が発症するとされており、50歳以上が患者さんの7割を占めます。

そこで、水痘および50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防として、ワクチンが使用できるようになりました。他のワクチンとの接種間隔や、投与に適さない方もおられますので、診察で最終的な判断となります。

今年の夏は、帯状疱疹の方がクリニックでも多くみられました。年齢も20代の方から80代の方まで分布され、決して高齢な方ばかりではないものの、重症になるのは高齢の方が多く、来院された方では数名入院加療のため近隣の医療機関に紹介させていただきました。入院となるとやはり体力が落ちて入院前の生活に戻るのに苦労されることもしばしばです。

帯状疱疹ワクチンは、そのようなリスクを軽減するために非常に有効なものと思います。

気になる方は一度ご相談ください。

院長 藤本智子


寒暖差に注意! 秋冬は “ムレ汗”ケアをしっかりと

9月11日(月) 市販されている制汗デオドラント「デオナチュレ」の中にあるコラムの取材を受けました。秋冬の汗についてです。

寒暖差に要注意! 秋冬は“ムレ汗”ケアをしっかりと

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック


ニオイがみえる! コニカミノルタ

本日はまた汗の診療に関連した話題です。

汗の診療をしていると、ニオイに関してのご質問も多く受けます。ニオイ診療の中では主に腋臭症(わきが)の診断をすることが多いのですが、他にも、頭部や体、足の臭いや下半身の臭いの相談もあり、ニオイに関する悩みを抱える方は、洋服選び、デオドラント製剤、食べ物や調理方法まで気を使って、外出前にシャワーに入り、着替えを準備するといったできる限りの対策を日々とられている方も少なくありません。そういう人にとって通勤電車やエレベーターの中、会社や学校での生活は非常に緊張感があるものとなり、気が休まるときがないほどです。

においについての評価、病院では実際に患者さんに臭う部分にガーゼを当ててもらい、医師が臭いを嗅ぐガーゼテストという、アナログで原始的な方法を用いています。しかし、何人もテストをしていますから、本当に臭いがあるかないか、その程度はどのくらいか、重症度に合わせた治療の方針を立てることができます。自分のニオイを気にすることで日々の生活がしにくくなっていると感じる方はぜひ受診をお勧めします。実際の診療では、本人が気にされているほど臭わない方も非常に多くおられ、ニオイという見えない存在に振り回されることの背景には、ネガティブなイメージが過剰になっている社会的な背景もあるのではないかと思うこともしばしばあります。

そんな中、コニカミノルタ株式会社からニオイセンサー、kunkun bodyという製品が発表されました。

https://kunkunbody.konicaminolta.jp/

測定できる部位は 頭、耳の後ろ、腋の下、足で、その部位の臭いを汗臭、ミドル脂臭、加齢臭に分解し総合結果を数値化するというものです。気になる人にとっては、第3者に頼ることなく出かける前のチェックとして使用でき、非常に助かる製品と思います。この数値化で、ニオイに関しての悩みが軽くなる人が多くなること、また医療現場でも活用できる可能性にも期待したいと思いました。

その一方で、診療をしている立場からはニオイ過剰症になっていないか、いつも無臭であること、さわやかな香りを身に着けることが当然という社会の風潮からくるプレッシャーが気になるニオイの原因になっていっているのではないか。という目線も常に持ちつつ、一人一人にの診療を行うことが、その人の悩みの解決につながるとも感じています。

ニオイの数値化のお話しでした。

 

 

院長 藤本智子

 


ありがとうにキュン 

今日は、きゅんとした話題です。最近きゅんしたことってありますか?私の場合・・・年々は減っていますが、その分きゅんとしたことは印象深くなっている感じがします。

ふくろう皮膚科では、お子さんがクリニックから楽しく帰ってもらえるようにシールなどお渡ししていますが、ある日お母さんの来院にお伴できてくれた3歳の男の子に院内のゴム手袋を一緒に渡したことがありました。2週間後、男の子がありがとうのお手紙をくれました。はい、それはきゅんですね。ゴム手袋でそんなに楽しんでくれたことと、わざわざ手紙を書いてくれたピュアさが、胸に突き刺さりました。

きゅんとするのはいいですね。心も体も軽くなったような気がします\(^_^)/

ありがとうございました!

 

院長 藤本智子


多汗症の新薬としての可能性

暑い夏ももう少しですかね。当院も多汗症の診療に力を入れていることもあり、夏は連日汗でお悩みの患者さんに来院いただいています。

今日は気になる文献をみつけたので紹介したいと思います。イスラエルの大学チームが行った多汗症患者さんに対しての新規外用薬の研究です。医学論文には色々あり、対象が細胞を対象とした実験や、動物を対象とした実験、そして人に対しての臨床研究などがあります。また、人に対しての研究なども研究のデザインにより、その論文が実際に診療の中で実用可能なのかということなど信頼度(エビデンスレベルといいます)が決まってきます。

今回はoxybutyninという、既存の成分の外用薬を多汗症の患者さんに対して1日2回、4週間塗ってもらって効果をみた研究です。そして研究としては1例報告や、症例比較といった研究デザインよりもエビデンスレベルが高いランダム化二重盲検試験という方法を用いて解析を行っています。結果としては53人の患者さんが治療を完了し、74%の患者さんにおいて発汗量の改善や、症状の改善を自覚されたとのことで、副作用は重大なものは皆無でありました。とのことです。

oxybutyninを成分とする内服薬は日本では、抗コリン作用を有するため頻尿・過活性膀胱治療薬として一般診療で使用されています。このような薬が将来的に多汗症の患者さんにも有効性が認められていく可能性を感じます。選択肢が増えるほど、患者さんには朗報になることは間違いないです。

詳細の論文はフリーでダウンロード可能です。ご興味がある方はぜひご覧ください。

http://www.medicaljournals.se/acta/content/abstract/10.2340/00015555-2731

 

夏のみならず、1年を通して汗で悩む人は多くおられます。当院でも現在において安全性と有効性が広く確認されている(エビデンスレベルのある)治療内容を揃えて診療にあたっています。

多汗症の診療は、いままでもこれからもライフワークとして取り組んでいきたいと思います。

院長 藤本智子