接触皮膚炎の確定診断に欠かせないパッチテスト

パッチテストは、アレルゲンを皮膚に接触させたり、吸収させたりして、それによる反応を調べる皮膚テストのひとつです。
アレルゲンのエキスをパッチテスト用絆創膏に浸み込ませて、それを皮膚に貼り付けて、一定時間後に剥がして皮膚の状態を観察します。
同検査は接触皮膚炎の確定診断に欠かせない検査であり、多くの試料について一度に検査できるメリットがあります。
薬疹における原因薬物の検査法としても有用です。

皮膚テストは全部で3種類

このほかにも皮膚テストの種類としては2つあります。
ひとつは皮膚表面に出血しない程度の微細な傷をつけ、そこから微量のアレルゲン液を吸収させて反応をみるスクラッチテスト・プリックテストです。 もうひとつは、少量の皮内テスト用アレルゲン液を直接皮内に注射して、一定時間内にその部位に起こる反応をみる皮内テストになります。

一度で24種類のアレルゲンに対応したテストが可能に

当院での皮膚テストはパッチテストで行いますが、テストではパッチテストパネルSを用います。
パネルSであれば日本で多いアレルギーのうち24種類のアレルゲンに対応したテストができます(保険適用)。 同テストにより、長く続く皮膚炎の原因探しをします。

24種類のアレルゲン

種類 アレルゲン名
金属 硫酸ニッケル 重クロム酸カリウム 金チオ硫酸ナトリウム 塩化コバルト
樹脂 ロジン ペルーバルサム ブチルフェノールホルムアルデヒド エポキシ
ゴム硬化剤 カルバミックス メルカプベンゾチアゾール メルカプトミックス チウラムミックス
ゴム老化防止剤 黒色ゴムミックス
防腐剤 パラベンミックス イソチアゾリノンミックス ホルムアルデヒド
油脂 ラノリンアルコール
抗生物質 フラジオマイシン硫酸塩
局所麻酔剤 カインミックス
香料 香料ミックス
染料 パラフェニレンジアミン
水銀化合物 チメロサール