2021-04-28

2021年前半 嬉しかったこと、こころに残ったこと

今年の前半の区切り、GWが始まります。コロナ感染症は引き続き日常に薄暗い影を落としてはいるのですが、毎日の生活も調整しながら過ごしています。大型旅行や大人数での打ち上げなどの会はずっとできていませんが、日々の小さなうれしいを重ねていけたらいいなと思っているこの頃です。4月から水曜日も診療日になり、HPをリニューアルしました。一緒に診療を行う医師は、今まで勤めてきた勤務医時代から長くお互いを知っているメンバーで皮膚科専門医の経験豊富な先生方です。誤算だった点としては、HP用に自分を磨きすぎて✨、よく診療の際に院長先生はどちらですか?と聞かれます。少なくともHP上だけでも輝きたかっただけです。盛りすぎてすみません💦

気を取り直しまして、上半期のニュースに移ります。

嬉しかったこと①多汗症の新薬の関連のお仕事を多くいただき、講演会や発表の機会がさらに増えてきた忘備録としてHPにメディア関連の仕事のアーカイブを作成しているのですが、コロナ禍で新幹線、飛行機移動なども制限されていることで、逆に絶対にこんなに多くの地域の先生方とお会いできなかったような数多くの地域で多汗症診療についてお話しできたことは、私にとって非常にうれしいこととなりました。今年の2月から、東京・福島・石川・松山・埼玉・奈良・島根・新潟・群馬、GW明けからも神奈川・旭川・徳島・富山・福岡・茨城・長崎・・・と、桃太郎電鉄のようです(大学生の時には夜な夜なやっていましたね(^^)/)これは皮膚科のみならず、色々な科の医師・薬剤師さんむけの講演会で、明日からの治療につながるような内容です。非常に医療者側も多汗症診療に深く関心を持ってもらえており、毎回質問も多くいただいています。確実に多汗症の正しい理解が浸透してきているのを実感するとともに、まだまだ伝えていくべきことを行っていきたいと思います。

嬉しかったこと② 手足の多汗症の患者さんが中学校の先生になった👏

前職の時期から手足の多汗症で通院されていた男の子です。思春期に多汗のことで悩んで通院加療していました。途中学生さんは忙しい💦ので、治療は断続的になっていましたが、先日久しぶりに来院され、4月から就職すると報告してくれました。中学校の先生になるんです」と「多汗症の子はクラスに数人はいるので、悩みはわかるし、対処の方法もアドバイスできる」と力強い言葉が聞けて、私は非常に大きな感動に包まれました。学校の先生は今なりてが少なく、また激務のため休職も多いと聞いていますので、彼のような若くやる気に満ちた先生の前途を本当に応したいと思います。ちなみに、彼もまだ20歳代。手の汗は多いものの、自身で治療を適宜行いつつ(塩化アルミニウム外用とイオントフォレーシスを中に)日常生活を送られています。がんばれーーーーー

プチ嬉しかったこと③ 幻のタクシーに乗った😃

診療後にweb講演会をした帰り道のタクシーを降りる時、「このタクシーは5/4000 のタクシーでした。一期一会とはこんな身近にあるんです。あなたにいいことがありますように。」的なことを運転手さんに言われて、カードをもらいました。よく、“コ〇ラのマーチのレアな絵柄”とか、“ア〇ロチョコの星★の形”とか、“一口”アイス ピ〇の💛や☆型”とかみたいなのはあるのですが、タクシーでもそういうのやるんだー。と妙に感心してしまいました。どんな出会いも一期一会なのですが、改めてそのことを感じてちょっと嬉しかったです。今度ふくろう皮膚科でもなにかしましょうか。。。。。アイデア募集中(^^)/

そのほかにも色々とあるのですが、また今度の機会に溜めていきたいと思います。

私たちのサポーターは、この旅のあらゆる段階で私たちと一緒にいてくれました。彼らの優しさにより、私たちの自己啓発のための貴重なリソースを提供することができました.私たちの知識を共有し、助けを必要としている人々の健康状態を改善し、人々の生活に前向きな変化をもたらすことができるのは、これらのサポーターのおかげでもあります。私たちの旅を手伝ってくれてありがとう.爽快なエンターテイメントの準備はできていますか? SlotoGate に入って、トップ プロバイダーが提供する多種多様なエキサイティングなゲームからお好みのものを試してみてください。古典的なスロットや最新のスロットから、最新の https://slotogate.com/de/table-games/roulette/ や他の多くのテーブルゲームまで、可能性は無限にあるので、ぜひチェックしてみてください!

                              院長 藤本智子

2020-07-19

② チョイス で語られなかったこと 多汗症患者さんたちの声

今回、Eテレチョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」 の取材の際、事前の打ち合わせでお願いしたことがありました。

藤本:多汗症の治療選択肢のチョイスの中に、`あえて治療をしない’ というチョイスも含められませんか?と。

これは、長年診療をする中で多くの患者さん達とお話しし、治療を提供し、少しでも汗の悩みを解決していくという立場から提示するというのは、一見全く逆であり、とんでもない!とお叱りを受けるかもしれません。今日はそのことについて少し掘り下げておハナシをしていきたいと思います(長いです。長すぎますが・・・よろしくおねがいします)。

私が多汗症をはじめてみたのは2005年の東京医科歯科大学の発汗異常外来という専門外来をはじめてからとなります。当時は患者さんを目の前にするものの、その悩みも初めて聞くものですし、圧倒的な経験不足の前にどう向き合ったらいいのか自らも悩みながらの診療でした。汗で日常生活がしにくくなることはもちろんですが、さらにみなさんを苦しめていることは、`親しい人にも打ち明けられない’`悩みを共有できる人がいない’という孤独感でした。

これは、まず多汗症という状態で困っている人が沢山いることを認知してもらうことが必要ではないか。そんな中で、ふくろう皮膚科を開業した当初、休日のクリニックで、少人数で多汗症の患者さん達と話し合いの機会を何回かもつことができました。そこでは、診察室の短い時間では聞くことができなかった多くの悩みを参加者と共有できました。中でも私の心に強く残った言葉は、`ピアノの先生に汗が多いので何とかしなさいと言われてトラウマになった。親にも理解できないので、誰にも話すことができなかった。このように同じことで苦しんでいる人と話を共有できてよかった。小さくて悩んでいる子供のころに、こんな風に汗のことを相談できたり共有できるような場があったらよかった。’というお話でした。

それから3年、多汗症で悩んでいる人たちがSNSやツイッターなどで自分の経験をお話したり、共有するために集まったりする場があるんだよということを診察室で患者さんから聞くことがちょくちょくありましたが、実際にお会いして共感した方2人、ご紹介します。

一人は守矢奈央さん、彼女は掌蹠多汗症であることを公表し、ご自分で多汗症の人が生活しやすい靴下などの製品を作ったり(athe)する傍ら、多汗症の人とのコミュニティーを開く場を提供したいと活動されています。去年の発汗学会で、専門家の学会の中、果敢にも学生の時に研究された研究結果をもって発表された姿に感銘しました(例えると、アマゾンの希少部族の中にカメラマンとして乗り込む、くらいの勇気がいります👏ふつうできませんね)。twitter.com/nao_athe?fbclid=IwAR2lx4Rt3booJuqvAguwhX0tv9iQTJD4Yf2wRIboW3WwBR_EncK7aVCpnrY

 

もう一人は本間洸貴さん。彼は掌蹠多汗症でご自身も掌蹠多汗症で悩まれて、14歳の時に胸部交感神経遮断術(ETS)を受けられ、その後も手術の副作用である代償性発汗と向き合いながらフリーランスで映像制作の仕事をされています。多汗症のことで悩みに悩んできた彼は、クラウドファンディングで多くの人から応援され、ドキュメンタリームービーを作成するに至りました。彼とは、映像の作成する過程で私の論文引用の掲載許可申請の時に丁寧なお手紙をクリニックあてでいただいたことで知り合いになりました。

このような出会いの中で、多汗症が認知されていくことで悩みを他の人にも理解してもらい、多汗症という状態を個性と受け止めて前向きに治療をしないという選択肢も、立派なチョイスなのではないか。と思ったのでした。結果的には、今回のEテレチョイスの番組としては、治療のチョイスという趣旨があるため、今回は治療しない選択肢については見送られることになりました。この場で、お二人がやっている活動を紹介させていただきたいと思います。

患者さんの会も不定期開催で行っているとのこと、これからも当院でも開催時にはお知らせをリンクしたいと思います。

最後に、とはいえ、これから多汗症の治療方法については、これだけ多くの困っている人がいるのです。新しい治療が今後でてきて、チョイスの数が増えてくると思います。そのことについてはまたの機会で取り上げていきたいと思います!

 

上 守矢奈央ちゃんと、2019年発汗学会で初対面 ‼ 

下 Voice上映会+患者会 2019年冬。本間洸貴さんと守矢奈央さん開催にお邪魔させていただきました。名古屋から参加された方もおられました。みなさんツイッターなどで、お知り合いだったようで、〇〇で書き込んでいます。おおー、あなたがそうでしたか。と、初対面と思えない出会いを見せていただきました。

 

院長  藤本 智子

2020-07-19

①2020年7月25日放送 Eテレチョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」 

2020年07月25日 午後8:00 ~ 午後8:45 (45分)
チョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」に出演をします。汗でお悩みの時のチョイス、丁寧に保険診療でできること中心に取材いただきました。

これも、多汗という状態が非常に生活の支障がでる状態であること、それに対しての対策が自分で選べるようになってきたこと、その一つの選択肢、チョイスが医療機関でできることが広く伝わってきたのだと本当にうれしい限りです。多汗で困る人は、やはり都市型の生活(電車通勤・通学)で、対面で人と人との関わりがあるような職業(学生さん・営業職・制服を着用するような業種)、場面(プレゼン・発表の時、人と手をつなぐ、会食をするなど)で困っています。逆に、コロナでリモートワークが進み、人との距離感が今後変わってくるような状態になってくると、逆に困らなくなるようになることもあるかもしれません。

出演してくださった方々はみなさん、当院におかかりの方です!東京医科歯科大学の皮膚科の専門外来からの長年の方もおられます。自分が長く悩んだ症状で受診するのも勇気がいるのに、さらに取材を受けるというその決心には、「多汗のことで人知れず悩んでいる人の力になりたい」という思いがありました。

番組取材スタッフの方々、打ち合わせからとても丁寧に取材をいただいたので、永久保存版な内容となっています。ぜひお楽しみに!

司会は八嶋智人さん、大和田美帆さんです。日々ご活躍なタレントさんですが、多汗症のことについて本当に関心をもっていただきました。

収録後は、おなじみチョイス‼ポーズを一緒にしてもらってとても嬉しかったです(((o(*゚▽゚*)o)))

院長   藤本 智子

 

2020-06-10

月刊 赤ちゃんとママ 増刊 vol.162 肌(スキンケア)の常識

GWが明け、6月から池袋のデパートも営業開始となりました。少しずつ日常が戻ってきている雰囲気はでてきていますが、入り口では消毒や、センサーによる体温チェック、みなさんフェースシールドといった標準装備での接客が始まっており、まだ慣れない新しい日常が始まりました。

気温や湿度が高くなる中でのマスク着用は本当に厳しいものがあります。化粧は落ち、皮膚はふやけ、マスクの布で擦れて炎症が起こりやすく、毛穴はふさがりニキビもできやすくなる人も多くなっています。マスク着用下での熱中症の心配も取り上げられていますので、感染防止対策をしながらも、ソーシャルディスタンスが保たれる不要時には適切にマスクoffするなどの適宜対応がカギとなりそうですね。

今回も赤ちゃんとママの掲載をいただきました。夏のスキンケアということで、汗への対応策が載っています。

赤ちゃんとママ vol.162

赤ちゃんは体温調節が苦手で、暑いところではとっても汗をかきますが、この時期、しっかり汗をかいていくことは、発汗機能を成長させるうえでもとても大切なことです。ただ、汗がたまるところでは皮膚がふやけたり、黴菌がついたり、汗腺がふさがったりであせもができてしまいますので、かいた汗はおしぼりでふき取っとたり、ベランダでビニルプールで遊んだりお風呂シャワーなどで、遊びながら落としてあげるのがいいですね。

  院長  藤本智子

2020-05-14

2020年 6月17日放送 Eテレきょうの健康 あせも の回の出演します と 今年一番の出会いが。

今日のけんこう の番組にまた呼んでいただきました。去年は`おとなのあせも’だったのですが、今年は`あせも’ということで、みんなのあせもについての対策について特集となりました。GW明けから、非常に暑い日々が連日続いており、クリニックにも赤ちゃんのあせもが増えてきました。この、急に気温が高くなったり湿度も高くなる季節は、老若男女とわずあせもが増えてきますね。熱中症や、虫刺され(もう蚊が飛び始めましたね!)、手足口病、プール熱など夏のトラブルを特集する1週間の中の1日の話題として`あせも’の日もあります。お時間があればぜひご覧ください!

20051400

収録は、コロナの緊急事態宣言が始まる前にぎりぎりセーフの時期で行いました。NHKのゲートでは、NHKの建物に入る全員に体温検査をサーモグラフィーで行うという厳戒態勢で感染対策を行っていました。この収録の日に、実はここ数年で一番どきどきしたことがありました。収録前にメイク室でメイクをしてもらっていた時です。一番廊下側だったのですが、廊下には着物をきたお侍さん達が行き来していました!なにかの撮影をしていたようですが、明らかに立ち姿に背筋が通ったオーラが全く違う2人が廊下を横切りました。。。なんとその方々はーーー。『麒麟がくる』出演中の明智十兵衛さま(長谷川博己さま‼)と、織田信長さま(染谷将太さま‼)ではありませんかーーーーー。ほんの0.2秒くらいです(部屋のドアが開いていたすき間から見える廊下を歩かれていました)が、出演前に大興奮してしまいました。明智十兵衛さまとは0.1秒は鏡越しに目が合いました! 『麒麟が来る』は初回から楽しみにみていたのですが、もう年末まで欠かさず視聴させていただきます!(^^)!

収録後にキャスターの白鳥哲也さん 岩田まこ都さんと

`大河の収録はなかなか遭遇できない’とコメントいただきました。

とっても貴重な体験をさせていただきました!