2018-12-29

2018年の終わりにあたり

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とうとう2018年も年の瀬となりました。池袋で開院して1年半があっという間にすぎましたが、赤ちゃんからご高齢の方まで、これほどにも多くの皮膚でお悩みの患者さんが多く来院いただき、今までの一般病院勤務の時と比べて、より患者さんに近い立場で診療を行える環境を実感した1年となりました。

皮膚の疾患も、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎などの湿疹群、皮膚感染症や火傷などの急性期の疾患群、ニキビ、蕁麻疹、尋常性乾癬、円形脱毛症や白斑など経過をみていく疾患群、金属アレルギーやスギ花粉症、薬疹などアレルギー疾患群など一般の皮膚科の方々に加えて、今年はやはり風疹の流行も実感したり、その中でワクチンの重要性を感じました(当院では各種ワクチン接種を行っております(お電話でお問い合わせ))。さらに当院での特徴の一つでもある汗でお悩みの方も多くいらして、患者さんごとのお悩みの解決にむけての診療をこれからもさせていただきたいと改めて思いました。

‘心がかようクリニック’ を理想とし、日々の診療、クリニックの設備など改善点を加えてスタッフ一同これからも引き続き努力していきたいと思っておりますので引き続き来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとってよい年末年始になりますようにお祈り申し上げます。感謝を込めて。

  院長 藤本智子

2018-12-20

月刊 赤ちゃんとママ パパの相談室 毛髪の悩み

赤ちゃんとママ 2019年1月号

今回、月刊誌 赤ちゃんとママ の中の、パパの健康相談室 のコーナーで、毛髪の悩みについての取材を受けました。

成人では、基本的に1日100本の毛髪が抜けるといわれています。朝髪の毛をブラッシングした時、お風呂でシャンプーをしているときなど以外にも、気が付かないうちに自然に抜けています。その1箇所の毛根から生えてくる毛、1本に注目すると、生えてきて伸び続ける成長期は2~6年程度です。抜けた毛穴は一度3,4か月お休み期間があり、再度新しい毛が生えてきます。ランダムに頭皮ではそのサイクルが起こりますから、ずっと毛髪があるように見えています。

脱毛を起こす疾患の代表としては

男性型脱毛 (AGA): 成長期がどんどん短くなってくることで起こります。男性ホルモンの作用で、治療はホルモンの働きを邪魔するような内服や、血流をアップさせるような外用薬があります

円形脱毛症: なにかしらのきっかけがあり、毛根に対して自分の免疫が攻撃してしまう自己免疫疾患です。治療は外用や内服、液体窒素療法や注射、光線など非常に多くの治療があります。

が多いと思いますが、その他にも色々な脱毛の種類があります。頭髪はやはりなにかトラブルが起こると非常に困る場所であると思います。ふくろう皮膚科でも髪の毛に関してのお悩み、老若男女問わず、非常に多くみられます。

日本皮膚科学会からは脱毛症のガイドラインがあります。確かな効果がある治療を保険診療を中心に行いつつ、プラスの自費診療も行っていくことができるように準備をしています。

院長 藤本智子