ほくろ

色や形、発生時期も様々

ほくろは、黒や茶色のあざとともに医学的には色素性母斑と呼ばれています。
メラニン色素を産出する色素細胞が変化した母斑細胞の塊がほくろの正体です。
ほくろは、生まれつきあるものと成長の途中で出現してくるものとがあり、また平らなものから隆起したものまで様々です。
痛みを伴うことはありませんが、子供の頃はまっ平らだったものが、大人になると母斑細胞が増えて隆起するということもあります。

急激に大きくなったときは要検査

ほとんどが良性の色素性母斑なので、病院で受診するといったことはありません。
ただ、新しくできたほくろで急激に大きくなったもの(直径5ミリ以上)は、悪性黒色腫が発症しているケースも考えられますので必要に応じて検査をする必要はあります。
悪性黒色腫は、色素細胞ががん化したものですので、皮膚がんを発症するということになりますが、早期に発見できれば、その元となる部分を容易に取り除くことができます。当院で対応できない場合は、連携病院に紹介をさせていただきます。

熱ダメージの少ないCO2レーザーで除去

熱ダメージの少ないCO2レーザーで除去

炭酸ガスレーザーは細胞の水分に反応する波長を持つレーザーで、表面に盛り上がるいぼや、ほくろの除去に有効です。
照射により深部組織や周辺の皮膚にはダメージを与えないため、キズ跡が残りにくく治りが早いのも特徴です。
出血もほとんどなく、安心してお受けいただけます。
当院では最新のウルトラパルス炭酸ガスレーザーを採用しています。
従来のスーパーパルス炭酸ガスレーザーと比較し、周囲への熱ダメージが少ないため、治療後の仕上がりが美しいのが特徴です。