ちえぶくろう

② チョイス で語られなかったこと 多汗症患者さんたちの声

今回、Eテレチョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」 の取材の際、事前の打ち合わせでお願いしたことがありました。

藤本:多汗症の治療選択肢のチョイスの中に、`あえて治療をしない’ というチョイスも含められませんか?と。

これは、長年診療をする中で多くの患者さん達とお話しし、治療を提供し、少しでも汗の悩みを解決していくという立場から提示するというのは、一見全く逆であり、とんでもない!とお叱りを受けるかもしれません。今日はそのことについて少し掘り下げておハナシをしていきたいと思います(長いです。長すぎますが・・・よろしくおねがいします)。

私が多汗症をはじめてみたのは2005年の東京医科歯科大学の発汗異常外来という専門外来をはじめてからとなります。当時は患者さんを目の前にするものの、その悩みも初めて聞くものですし、圧倒的な経験不足の前にどう向き合ったらいいのか自らも悩みながらの診療でした。汗で日常生活がしにくくなることはもちろんですが、さらにみなさんを苦しめていることは、`親しい人にも打ち明けられない’`悩みを共有できる人がいない’という孤独感でした。

これは、まず多汗症という状態で困っている人が沢山いることを認知してもらうことが必要ではないか。そんな中で、ふくろう皮膚科を開業した当初、休日のクリニックで、少人数で多汗症の患者さん達と話し合いの機会を何回かもつことができました。そこでは、診察室の短い時間では聞くことができなかった多くの悩みを参加者と共有できました。中でも私の心に強く残った言葉は、`ピアノの先生に汗が多いので何とかしなさいと言われてトラウマになった。親にも理解できないので、誰にも話すことができなかった。このように同じことで苦しんでいる人と話を共有できてよかった。小さくて悩んでいる子供のころに、こんな風に汗のことを相談できたり共有できるような場があったらよかった。’というお話でした。

それから3年、多汗症で悩んでいる人たちがSNSやツイッターなどで自分の経験をお話したり、共有するために集まったりする場があるんだよということを診察室で患者さんから聞くことがちょくちょくありましたが、実際にお会いして共感した方2人、ご紹介します。

一人は守矢奈央さん、彼女は掌蹠多汗症であることを公表し、ご自分で多汗症の人が生活しやすい靴下などの製品を作ったり(athe)する傍ら、多汗症の人とのコミュニティーを開く場を提供したいと活動されています。去年の発汗学会で、専門家の学会の中、果敢にも学生の時に研究された研究結果をもって発表された姿に感銘しました(例えると、アマゾンの希少部族の中にカメラマンとして乗り込む、くらいの勇気がいります👏ふつうできませんね)。twitter.com/nao_athe?fbclid=IwAR2lx4Rt3booJuqvAguwhX0tv9iQTJD4Yf2wRIboW3WwBR_EncK7aVCpnrY

 

もう一人は本間洸貴さん。彼は掌蹠多汗症でご自身も掌蹠多汗症で悩まれて、14歳の時に胸部交感神経遮断術(ETS)を受けられ、その後も手術の副作用である代償性発汗と向き合いながらフリーランスで映像制作の仕事をされています。多汗症のことで悩みに悩んできた彼は、クラウドファンディングで多くの人から応援され、ドキュメンタリームービーを作成するに至りました。彼とは、映像の作成する過程で私の論文引用の掲載許可申請の時に丁寧なお手紙をクリニックあてでいただいたことで知り合いになりました。

このような出会いの中で、多汗症が認知されていくことで悩みを他の人にも理解してもらい、多汗症という状態を個性と受け止めて前向きに治療をしないという選択肢も、立派なチョイスなのではないか。と思ったのでした。結果的には、今回のEテレチョイスの番組としては、治療のチョイスという趣旨があるため、今回は治療しない選択肢については見送られることになりました。この場で、お二人がやっている活動を紹介させていただきたいと思います。

患者さんの会も不定期開催で行っているとのこと、これからも当院でも開催時にはお知らせをリンクしたいと思います。

最後に、とはいえ、これから多汗症の治療方法については、これだけ多くの困っている人がいるのです。新しい治療が今後でてきて、チョイスの数が増えてくると思います。そのことについてはまたの機会で取り上げていきたいと思います!

 

上 守矢奈央ちゃんと、2019年発汗学会で初対面 ‼ 

下 Voice上映会+患者会 2019年冬。本間洸貴さんと守矢奈央さん開催にお邪魔させていただきました。名古屋から参加された方もおられました。みなさんツイッターなどで、お知り合いだったようで、〇〇で書き込んでいます。おおー、あなたがそうでしたか。と、初対面と思えない出会いを見せていただきました。

 

院長  藤本 智子


①2020年7月25日放送 Eテレチョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」 

2020年07月25日 午後8:00 ~ 午後8:45 (45分)
チョイス@病気になったとき「多過ぎる汗の悩み」に出演をします。汗でお悩みの時のチョイス、丁寧に保険診療でできること中心に取材いただきました。

これも、多汗という状態が非常に生活の支障がでる状態であること、それに対しての対策が自分で選べるようになってきたこと、その一つの選択肢、チョイスが医療機関でできることが広く伝わってきたのだと本当にうれしい限りです。多汗で困る人は、やはり都市型の生活(電車通勤・通学)で、対面で人と人との関わりがあるような職業(学生さん・営業職・制服を着用するような業種)、場面(プレゼン・発表の時、人と手をつなぐ、会食をするなど)で困っています。逆に、コロナでリモートワークが進み、人との距離感が今後変わってくるような状態になってくると、逆に困らなくなるようになることもあるかもしれません。

出演してくださった方々はみなさん、当院におかかりの方です!東京医科歯科大学の皮膚科の専門外来からの長年の方もおられます。自分が長く悩んだ症状で受診するのも勇気がいるのに、さらに取材を受けるというその決心には、「多汗のことで人知れず悩んでいる人の力になりたい」という思いがありました。

番組取材スタッフの方々、打ち合わせからとても丁寧に取材をいただいたので、永久保存版な内容となっています。ぜひお楽しみに!

司会は八嶋智人さん、大和田美帆さんです。日々ご活躍なタレントさんですが、多汗症のことについて本当に関心をもっていただきました。

収録後は、おなじみチョイス‼ポーズを一緒にしてもらってとても嬉しかったです(((o(*゚▽゚*)o)))

院長   藤本 智子

 


2020年 6月 第119回日本皮膚科学会総会 巻き爪のメカニズムについての研究

6月4日、日本皮膚科学会総会で発表を致しました。京都で開催の予定でしたが、コロナの影響ですべてオンラインでの発表となりました。発表内容は、東京医科歯科大学皮膚科フットケア外来でおこなった巻き爪に関する臨床研究についてです。

巻き爪は足のトラブルの中でも日常的に比較的多い疾患で、症状がひどくなると歩行時に痛みを生じ困っている方もたくさんいらっしゃると思います。

今回の臨床研究では、巻き爪の発生メカニズムに関係すると思われる項目について検証しました。その結果、外反母趾などの足の変形、足や足の指の関節の動き、そして歩き方などが、巻き爪と関係することが示唆されました。

巻き爪は爪のみの問題ではなく色々な要素が複雑に絡み合って発生しています。そのため、治療については、爪の矯正だけではなく、歩行姿勢や筋力トレーニングなど総合的な取り組みが重要と思われます。

子どもからご高齢の方まで、巻き爪で悩まれる方は日常的に多く外来に来院されます。今までも、問診では感じていましたが、その発症には複合的な要因があることを明らかにした発表でした。当院では、爪の切り方や、基本的な日々のケアの指導などを行っております。診察の際にご相談ください。

副院長  伊藤 裕子


月刊 赤ちゃんとママ 増刊 vol.162 肌(スキンケア)の常識

GWが明け、6月から池袋のデパートも営業開始となりました。少しずつ日常が戻ってきている雰囲気はでてきていますが、入り口では消毒や、センサーによる体温チェック、みなさんフェースシールドといった標準装備での接客が始まっており、まだ慣れない新しい日常が始まりました。

気温や湿度が高くなる中でのマスク着用は本当に厳しいものがあります。化粧は落ち、皮膚はふやけ、マスクの布で擦れて炎症が起こりやすく、毛穴はふさがりニキビもできやすくなる人も多くなっています。マスク着用下での熱中症の心配も取り上げられていますので、感染防止対策をしながらも、ソーシャルディスタンスが保たれる不要時には適切にマスクoffするなどの適宜対応がカギとなりそうですね。

今回も赤ちゃんとママの掲載をいただきました。夏のスキンケアということで、汗への対応策が載っています。

赤ちゃんとママ vol.162

赤ちゃんは体温調節が苦手で、暑いところではとっても汗をかきますが、この時期、しっかり汗をかいていくことは、発汗機能を成長させるうえでもとても大切なことです。ただ、汗がたまるところでは皮膚がふやけたり、黴菌がついたり、汗腺がふさがったりであせもができてしまいますので、かいた汗はおしぼりでふき取っとたり、ベランダでビニルプールで遊んだりお風呂シャワーなどで、遊びながら落としてあげるのがいいですね。

  院長  藤本智子


2020年 6月17日放送 Eテレきょうの健康 あせも の回の出演します と 今年一番の出会いが。

今日のけんこう の番組にまた呼んでいただきました。去年は`おとなのあせも’だったのですが、今年は`あせも’ということで、みんなのあせもについての対策について特集となりました。GW明けから、非常に暑い日々が連日続いており、クリニックにも赤ちゃんのあせもが増えてきました。この、急に気温が高くなったり湿度も高くなる季節は、老若男女とわずあせもが増えてきますね。熱中症や、虫刺され(もう蚊が飛び始めましたね!)、手足口病、プール熱など夏のトラブルを特集する1週間の中の1日の話題として`あせも’の日もあります。お時間があればぜひご覧ください!

20051400

収録は、コロナの緊急事態宣言が始まる前にぎりぎりセーフの時期で行いました。NHKのゲートでは、NHKの建物に入る全員に体温検査をサーモグラフィーで行うという厳戒態勢で感染対策を行っていました。この収録の日に、実はここ数年で一番どきどきしたことがありました。収録前にメイク室でメイクをしてもらっていた時です。一番廊下側だったのですが、廊下には着物をきたお侍さん達が行き来していました!なにかの撮影をしていたようですが、明らかに立ち姿に背筋が通ったオーラが全く違う2人が廊下を横切りました。。。なんとその方々はーーー。『麒麟がくる』出演中の明智十兵衛さま(長谷川博己さま‼)と、織田信長さま(染谷将太さま‼)ではありませんかーーーーー。ほんの0.2秒くらいです(部屋のドアが開いていたすき間から見える廊下を歩かれていました)が、出演前に大興奮してしまいました。明智十兵衛さまとは0.1秒は鏡越しに目が合いました! 『麒麟が来る』は初回から楽しみにみていたのですが、もう年末まで欠かさず視聴させていただきます!(^^)!

収録後にキャスターの白鳥哲也さん 岩田まこ都さんと

`大河の収録はなかなか遭遇できない’とコメントいただきました。

とっても貴重な体験をさせていただきました!


GW明けの診療について 緊急事態宣言下のもと

久々の更新となりました。前回のコラムをアップした時からこんなにも日常が変化してしまったことに日本中の人が呆然としながら4月が過ぎました。大学病院をはじめとした高度医療機関ではCovit-19の治療のため通常の診療を縮小しながらも命を守る医療を必死に継続している状態です。

そのような中、当院のようなクリニックではなにができるのかを考えてきました。一番大切なこと、診療が必要な患者さんのための医療機関の中で最大限できることはなにか①保健医療機関として、必要な診療を継続していく②来院される患者さん、クリニックで働くスタッフの安全、安心のための環境を整える③Covit-19後の社会でのクリニックの在り方を考える がその柱と考えます。まずは院内の環境を整え、保険医療機関としての診療を継続していくこと、GW後から行えるようにしました。③については、不自由になったからこそ見えてきた改善点についてひとつづつ向き合っていきたいと思っております。

我々はCovit-19後の社会の急激な変化で、嘆き悲しむ弱い存在であることをいやおうなしに自覚させられました。しかし、そのような中でも日々の生活は止まることなく、時は淡々と過ぎていくことを体験し、この1か月で、これからはこのCovit-19と共にある社会で生きていくことになるのだなという心境が自然と心の中で育ってきているのを悲しいながら感じています。今できることは、知恵を出しあって無限の選択肢の中からベターな答えを選択していくことだと思います。個人がそれぞれ考え、家族や友人で考え、学校や会社などの組織が考え、自治体や国が考える、その考えがお互いを思いやる内容であればあるほど、全体としてよい選択になるのかと思ったりします。自分でできること、自分が相手にできること、ひとつづつは小さいことかもしれませんが、それらが合わさることで1+1=2以上のものになる。と信じていきたいです。

GW明けからまたクリニック再開。小さい存在ではありますが、社会の一員としてできることを思いながら行っていきますどうぞよろしくお願いいたします。

院長    藤本智子

 

 

 

 

 

 

 

クリニックの診療継続のための感染対策として受付や診察室にシールドを設置しました。

心理的に本当はこういう壁になるものはしたくなかったですが。。。。。

仕切りはあるけど心の仕切りはありません‼

 


NHK きょうの健康  2019年12月24日放送 `私ってくさくない?’

 

今日の健康 冬休み特集 タレントの西野未希さんと考えていきました!

 

 

 

記事 今日の健康 におい特集 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック

 

すっかりと更新が遅れてしまいました。今年も池袋西口ふくろう皮膚科クリニック‼ スタッフ一同引き締めて診療をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

こちらは去年の12月24日、世の中は静かに楽しくクリスマスを過ごされていた日に、ひっそりとNHK E テレで冬休み特集、みんなの保健室という1週間の特番の中の1テーマを担当させていただいた時の写真です。今回は、‘私って臭くない?’ というチャレンジングな切り口で、真面目に楽しい内容をお届けしていました。そして、今回のゲストに一緒に出演していただいたのは、タレントの西野未希さんでした(最近バラエティでも引っ張りだこで、成人式を迎えるためにダイエットをこの収録の時にもされていました(^_-)-☆、20歳とはとても思えない、非常にしっかりした方で楽しく収録させていただきました✨)。体臭、、、非常にナイーブな問題に対してどう対策をたてるのかについて具体的に考えていきました。

現在、体臭については非常にみなさん気を使われていて、そのための洗濯洗浄剤や柔軟剤、デオドラント製品など世の中にあふれるほどあります。体臭を詳細に調べる医療機器は現在のところありませんので(一部のにおい成分を測定する機器は市販でも売られています)、現在その人のにおいを正確に判断し、数値化することは厳密にはできません。ただそれでも自分の体臭があると思い込み、職場や電車の中や狭い空間では特に気になってしまう人、実は多いです。日々の対策については、NHKテキストの記事に掲載しておりますので、よかったら上のリンクをクリックして確認してください。

病院では詳細な検査は残念ながらできません。もし、`わきが体質’であれば、それに対しては治療があります。一方で、実際にはそんなににおいがないのにも関わらず、自分のにおいが気になるあまり、次から次へと違うデオドラント剤を試してどんどんと悩みの深みにはいってしまう方も少なくないのではないでしょうか?そのような場合、家族や親しい友人などに相談し、共有して気にしないようにする過ごし方を上手く見つけ出せると本当によいのですが。。。

新年一発目の話題としては、なかなか悩み深く、全員にとっての解決策がまだないお話になってしまいましたが、今年は私自身も、新しいことにチャレンジしていく年になるかと思います。不定期にまたこのちえぶくろうで報告させてください。改めまして今年もどうぞよろしくお願いいたします。

院長 藤本智子


11月30日 ジャスミン会 帝京大学皮膚科学教室の先生方と勉強会

すっかり冬の季節感がでてきました。街の装いとともに、ふくろう皮膚科もこの季節はクリスマスバージョンになっています。

11月30日は、帝京大学皮膚科学教室主催の、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の医師たちの勉強会に、‘今の時点でのニキビ治療、保険診療でどこまでできるのか’についての講演をしてまいりました。皮膚科では非常に多いニキビが主訴での受診。生活習慣のみだれや、学校・会社・人間関係のストレスなども悪化の一因となるため、ある意味自身の健康バロメーターともいえるかもしれません。ニキビにはここ数年、とてもよい外用薬が保険診療で処方ができるようになりました。その背景から、皮膚科の中でも診療ガイドラインが改定され、保険診療内で、一定の効果をあげる治療が日本全国どこでもできるようになっています。その基本治療を守ってどこまでニキビが改善するのか、ふくろう皮膚科で行っている内容をまとめて発表しました。やはり、外用をきちんと継続するやり方を正しく伝えていく大切さ、どうやったら十分伝えられるのかという点を改めて感じました。

当院での対応が困難な入院を要する状態の方、重度の乾癬の方、大きな皮膚腫瘍切除が必要な方など様々な方を、高度医療機関にご紹介させていただきます。帝京大学皮膚科の先生方にも日頃より大変お世話になっており、本当に丁寧な対応をしていただける皮膚科です。いつもありがとうございますと直接お礼ができてうれしかったです。また、今回は女性限定の会でありましたが、集まった皮膚科の女医の先生方、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の先生方ともお会いできて、非常に私自身ありがたい会に出席させていただきました。

 

帝京大学教授 多田弥生先生を囲んで。

大変尊敬している先生で、めちゃめちゃうれしいショットです。

 

 

 

院内もクリスマスの飾りつけをしました。

去年と少し違うテイストで、少しうきうきしてきます。

 

 

 

 

 

これから年末までわずかになりました。令和元年の残りの日々を乗り切ってまいりたいと思います。

院長  藤本智子


読売家庭版 帯状疱疹の話

今回は帯状疱疹のお話です。体の左右どちらか一方にピリピリするような痛み、その後にぶつぶつがでてきたら、それは帯状疱疹の可能性があります。帯状疱疹のウィルスは小さい時に行った水疱瘡のウィルスが体の中にその人の一生涯の間、神経節というところに潜んでいます。生活の中で疲れがたまり、免疫が低下すると、そのウィルスの制御がきかなくなり、また神経を伝って皮膚にでてきます。若年の方の発症もありますが、高齢者では発症頻度が低くはないので、けっこうお知り合いの方で ‘帯状疱疹になってかなり症状がひどくて大変だった’ という方がおられるのでないでしょうか?今は抗ウィルス薬で新しいものも登場していますので、疑われたらはやめの受診をお勧めします。

また、最近は子供の時に水疱瘡の予防接種をするようになったため、小さいころには予防接種で水疱瘡にかからない子が増えています。当院でも先日中学生のお子さんが、中間テストの疲れがたまったころに帯状疱疹を発症して来院されました(この患者さんは小さいころに水疱瘡になっています)。同じクラスで水疱瘡になったことがない子が8人もいたというのは驚きですが、幼少時のワクチンが普及しているのだなあと実感しています。しかしそのため、最近は大人になって初めて水疱瘡を発症する方も多くなってきています。

ただ、やはり帯状疱疹は免疫の下がりやすい疾患を持つ方や、高齢者で重症化することが多いですので、近年では50歳以上の成人の方に帯状疱疹の予防ワクチンの接種が推奨されています。ご心配の方は一度ご相談ください。現在のワクチンは生ワクチンであり、免疫を抑制するような薬を内服中の方や、がんの治療を受けているという方には使えないということもあります。今後はどのような方にも打てるワクチンが本邦でも認可される予定でありますので、準備が整うのを待ちたいと思います。

2019年12月号読売家庭版 帯状疱疹

寒くなってまいりました。インフルエンザも流行を迎えていますね。手洗いうがいを行って予防をしていきましょう。

院長  藤本 智子


1・2・3歳 カラダのおハナシ 肌の常識 〇?✕?

関東を通り過ぎた台風一過、多くの交通機関が乱れて大変な一日でしたね。当院も安全第一で予約時間関係なくみなさん無事お越しいただけてほっとしました。今日のように多大な影響がでる気象や災害の場合の準備について、改めて職場でも家庭でも対策を話し合う機会にもなるとも思いました。

今回は、カラダのおハナシの記事の取材を受けました。カラダのおハナシ 肌

2年前の当院内覧会でもお話しましたが、スキンケアでアレルギーの一部が予防できるという内容について記事にしていただきました。日頃のスキンケア(洗う、保湿する)を行うことで予防できるアレルギーがあるということは、本当にやらなきゃ損ですね。入浴後5分のスキンケアの積み重ねが日頃の肌の調子を保ちます。

肌のバリア機能は、毎日ゆらぎがあります。睡眠不足やストレス、ホルモンバランスでもバリア機能に影響しますし、もちろん気温や湿度、紫外線や汗などもそのバランスに大きな影響を与えます。さらに使用する石鹸や化粧品類、肌の手入れの仕方、肌に直接さわる下着の生地や密着度の影響も加わっていきますので、少しずつの積み重ねで大きな差がでてくるでしょう。

毎日、入浴後の5分は自分の肌と向き合って、その日その日の肌の様子を観察していくと、“今日は元気な肌だな” “今日は乾燥しているな”など微妙な違いが分かってくると思います。様子をみて、今日はしっかりここに塗り薬を塗っておこう、さらには 少しお酒を控えよう、とか、少し運動をするようにしよう、とか、睡眠を今日は多く取ろうなど自分なりの対策もでてくるかと思います。場合によっては、こんなほくろあったっけ? 爪がぶ厚いし白く濁ってきている。など新しい発見もあるかもしれません。

お子さんや自分の肌に関心を持つことがスキンケアの大きな一歩になります! ぜひ実践していきましょう

 

院長 藤本 智子

 


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