ちえぶくろう

蕁麻疹 登山中の植物にご注意を② 回答

これは、皮膚科の教科書に載っているあの植物では・・・・・と、あとで調べて気が付きました。答えは、イラクサです。

イラクサは、別名蕁麻(じんま)と呼ばれ、これが蕁麻疹の名前の由来なんですね。とげのなかに、蕁麻疹を起こすヒスタミンという成分が入っていて、その成分が腫れやかゆみ、成分が多い場合には痛みも引き起こすという、、、、東京都健康安全研究センターのHPにも、アウトドアで気を付けたい植物として載っていました。

http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/webversion/web21.html

なるほど。これは皮膚科医として自分でも体験しなくては(家族の症状の経過をみた後でやるという、、、今後の家族関係に波風をたてかねない発想ですね。。。)と思い立ち、翌日の登山はイラクサを探しながらの山登りになりました。目を皿にして足元ばかりをみて数分でーー、ありました!

さらさらと腕に触れました。と、その瞬間刺されました。(マネすることは決しておススメいたしません。)

 

 

イラクサに触れた瞬間、“いったーーーい。” こりゃ子供は泣くわ、という痛みでした。

その後すぐ皮膚が腫れてきて、本当に蕁麻疹がでてきました。約30分ほどで発疹は消退。

 

 

 

 

 

結論:ハイキング、登山は長そで、長ズボンを履きましょう!

 

やはり空気がいい中、登山をするのは心身ともにリフレッシュになります。しかし、万一の場合を考え事前の準備を怠らずに、計画的に登りたいと思いました。

 

皮膚科で受診される蕁麻疹は、原因がわかるものよりも、原因がはっきりわからないもののほうが割合が多いです。体内で蕁麻疹を起こすヒスタミンを中心とした物質がでていることから起こります。体調が悪い時、風邪のあと、ストレスや寝不足の時にも起こりやすいといわれています。症状の原因がわからなくとも、症状から診断をした後は、治療は抗ヒスタミン薬の内服です。慢性の方も多いのですが、徐々に改善します。継続して内服をしていただくようお話ししています。

院長  藤本智子


蕁麻疹 登山中の植物にご注意を① -改装工事完了報告ー

クリニックの改装工事が終わりました。長いGWを利用させてもらい、2週間の間ご迷惑をおかけしました。おかげ様で順調に工事が完了し、13日からまた診療を再開させていただきました。混み合う状況については改善を重ねていきたいと日々検討中で少しずつ案を実行中です。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

さて、今回GWでは趣味の登山・・・まではいかないですがハイキングに埼玉の山にでかけました。初日は四阿屋山(あずまやさん)、2日目は両神山(りょうかみさん)です。いつもリュックをしょって水筒をいっぱいにして水分を大量にもち、保存食(チョコやスナック菓子、菓子パン)を持ちでかけます。今回は友人家族とでかけました。子供は2人連れです。順調に山道を登っていくと、まず夫が“いててて・・・・なんだこれ!”、続いて娘(未就学児)が“痛い、ぎゃーーー、●▲$□・・・号泣”と、事件が起こりました。なにごと!大変!とかーちゃん(私)がかけつけます。

すると、なんということでしょう。夫(半ズボン)、娘(半そで)の皮膚露出部に膨疹(ぼうしん)≒膨れた状態の皮膚が!

そしてその近くにはなにやらとげとげしい草が群生していました。。。

 

 

 

 

 

ものすごい数のとげとげが、茎や葉の裏にびっしりとついていますね

 

 

はい、私皮膚科分野担当係として、まず娘はドクターストップ、持っていた塗り薬をして絆創膏をぺったん。今後の登山に備えました。

しかーし、この植物の棘、刺されると痛みと蕁麻疹のようなふくらみがでるとは、、、、キラリ。“ふーむ、においますね(おしり探偵風)”と、皮膚科医として探求する心のほうが勝ちました。。。。まず、夫には、症状的にドクターストップになっていないことを説明し、ちょっとお気の毒ではありますが、どういう経過をとるかそのままでいてもらうことにしました。

そして、その症状の経過として、その後30分から1時間くらい痛みの感覚が続き、腫れも半日は残りました。さて、この植物はなんでしょうか?

続く・・・・・・・・

院長 藤本 智子


池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 改装工事に入ります 4月27日から5月12日まで休診となります

GW初日いかがお過ごしでしょうか。平成から令和に時代がうつるこの数日が平穏な日々になることを願っています。

と、本日は当院の工事のお知らせです。

2017年5月GW明けからクリニックをはじめさせていただいて2年、当初の予想をはるかに超えた方々に受診いただきました。保険診療を中心とした地域のいちクリニックとして、皮膚のトラブルに対応させていただきたいと開始した思いがありましたので、現在の状況に心から感謝しています。その一方で、明らかに改善したほうがよい問題点もはっきりしてきました。今まで刻々と変わる状況、患者様からのご指摘などに、小さな手入れをしながら診療をしてきましたが、大幅な手入れをすることでもう少しよい空間にできるのではないかと悩みに悩んで約1年、ついにこの大型連休に合わせて院内の改装工事をすることを決意しました。

この池袋西口で、よりよい医療ができるようこころ新たに始めたいと思います。5月13日から同じ場所で、装いと決意を新たに診療を再開できるよう準備をしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

院長  藤本智子


Baby-mo 春夏号 主婦の友社 ベビーの日焼け止め、虫よけの選びかたについて

すっかり春の様子になってきて、桜のつぼみ🌸がかわいくでてきました。公園にお花見、散歩など行きたくなる季節ですね。さあ軽装でおでかけをーーーっとその前にあの準備をお忘れなく→それは・・・・→そうそうそれです→→→→→日焼け止めですね。

今回は、主婦の友から発行されているベビモという赤ちゃん雑誌で日焼け止めを特集した記事の中で、その選び方についてコメントさせていただきました。

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冬、日照時間が少なくて屋内にとどまりがちな時を経て、春は一気に屋外モード。しかし、同時期には紫外線量も一気に増加、加えて花粉症の人は花粉も飛んでいますので、とたんに肌荒れしてしまうことも少なくないのです。特に赤ちゃんは皮膚が薄く、影響受けやすいですので、保湿作用もある日焼け止めを選ぶのがよいと思います。赤ちゃん用の日焼け止めは大人の敏感肌の方にもおすすめです。

日焼け止めの効果を発揮するためには、①必要な量を塗ること ②午前午後は塗りなおしをすること(レジャーなど日光が強い場面では特に塗りなおしをこまめに)③鼻、頬、おでこなどの少し飛び出ているところは重点的に。です。日常生活ではSPF20~30 PA+++程度があれば十分と考えます。

スキンケアで楽しい春夏にしたいですね。

 

院長  藤本智子

 


月刊 赤ちゃんとママ 増刊 1・2・3歳 爪の話

 

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投稿がご無沙汰になりました。去年11月に発行された赤ちゃん向け雑誌で、こどもの爪のお話しをしました。あかちゃんは生まれた時から爪が長く生まれてくる子もいて、私の経験でも、スポーンと生まれてきた我が子をすぐ抱っこした時に、`爪意外にのびてる。痛っ’という記憶があります。

爪は皮膚の一部ですが、ケラチンという、細胞の骨格となる中間径線維です。皮膚などは柔らかいのでソフトケラチンというケラチンが、爪や髪の毛はハードケラチンというものでできています。

非常にラフな絵になりますが、爪の根本と、爪の下の根っこよりの皮膚は、爪母といって爪をつくる工場になっています。この部分を踏んでしまったりなにか強い衝撃が加わることで爪母の細胞が回復不可能なダメージを負うと、爪が生えてこなくなったりがたがたになったりします。

また、足の親指=母趾の先端の爪は、体重を支えるのにも重要です。歩くと地面からの外力が加わりますので上にあがろうとします。それを爪が支えてまっすぐな形になっているので、もし、爪を切りすぎてしまうと、骨が

あがっちゃってしまうことがあります。

 

 

爪の切りすぎは陥入爪になったり、爪が浮いてきたり、骨の変形につながったりでいいことがあまりありませんので、普段から赤ちゃんの爪、切りすぎないようにしましょう。

院長  藤本 智子

 


読売新聞 ‘からだの質問箱’ 2019年1月11日 質問に回答の記事を載せていただきました

読売新聞 2019.1.11  からだの質問箱

2019年、新年あけましておめでとうございます。

今年は‘読売新聞の‘からだの質問箱’ の回答が仕事始めとなりました。ご質問の方、どこに相談しようか(病院なのか友人なのか・・・)と悩まれたと思います。

真っ白のタオルに石鹸をたっぷりつけて、首の後ろや背中をごしごしする。くーーーっと、めちゃくちゃ気持ちいい瞬間ですね。しかし白いタオルはこすると茶色くなる。このようなご経験、みなさんあるのではないでしょうか。。。。。もちろん私もあります。

皮膚の外側部分は表皮が細胞分裂を常に繰り返していて、不要になった細胞は垢となって自然に外に排出される構造です。その垢をごしごしタオルでこすると茶色くなるというのは正常な現症です。ただ、垢が不要なものかというとそうではありません。からだの外側と内側の間にあって、バリア機能の役割を担っています。その垢のバリアを不自然にとってしまうと、湿度の低い冬などはとたんに乾燥してしまうことになってしまうのは想像しやすいと思います。ふくろう皮膚科では、お子さんからご高齢の方まで、この季節はやはり乾燥肌が多くいらっしゃいます。(朝出勤するとクリニック内の湿度は20%台!ですから。乾燥対策に、クリニックに着いて真っ先に加湿器を付けるのが私の日課です。)

その中でも目立つのは、女性の顔の乾燥肌です。

起床時洗顔、保湿してから化粧下地、ファンデーション、アイメイクをして仕事へ。

帰宅したらクレンジングでメイクを落として眼の周囲は特別アイメイク用のクレンジングを使う場合も。その後洗顔してまた保湿する。

女性の顔は‘落として洗ってつけて落として’といった日常が繰り返されます。これでは自然な皮脂も取れて、皮膚が非常に薄くなり、結果的に顔の敏感肌症状になる方は非常に多いです。来院された患者さんには顔に使用するものをシンプルにして、‘ぜひ、面(ツラ)の皮を厚くしてください!’とお話しさせてもらっています。

垢(あか)には大切な役割があり、取りすぎないようにしよう! というお話でした。

今年もふくろう皮膚科にてお悩みに真摯に診療をさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

   院長  藤本智子

 


2018年の終わりにあたり

とうとう2018年も年の瀬となりました。池袋で開院して1年半があっという間にすぎましたが、赤ちゃんからご高齢の方まで、これほどにも多くの皮膚でお悩みの患者さんが多く来院いただき、今までの一般病院勤務の時と比べて、より患者さんに近い立場で診療を行える環境を実感した1年となりました。

皮膚の疾患も、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎などの湿疹群、皮膚感染症や火傷などの急性期の疾患群、ニキビ、蕁麻疹、尋常性乾癬、円形脱毛症や白斑など経過をみていく疾患群、金属アレルギーやスギ花粉症、薬疹などアレルギー疾患群など一般の皮膚科の方々に加えて、今年はやはり風疹の流行も実感したり、その中でワクチンの重要性を感じました(当院では各種ワクチン接種を行っております(お電話でお問い合わせ))。さらに当院での特徴の一つでもある汗でお悩みの方も多くいらして、患者さんごとのお悩みの解決にむけての診療をこれからもさせていただきたいと改めて思いました。

‘心がかようクリニック’ を理想とし、日々の診療、クリニックの設備など改善点を加えてスタッフ一同これからも引き続き努力していきたいと思っておりますので引き続き来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとってよい年末年始になりますようにお祈り申し上げます。感謝を込めて。

  院長 藤本智子


第48回日本皮膚免疫アレルギー学会総会 ランチョンセミナーで講師をしてきました 光線療法について

11月17日の土曜日は、奈良春日野国際フォーラムで開かれた第48回日本皮膚免疫アレルギー学会総会学術大会で、ランチョンセミナー4 光線療法で考える湿疹・痒み治療へのアプローチという講演の場をいただく機会がありました。ランチョンセミナーポスター

座長に大阪市立大学皮膚科教授の鶴田大輔先生、長崎大学皮膚科教授の室田浩之先生、演者に新潟市のながたクリニック 伊藤明子先生、池袋西口ふくろう皮膚科クリニックから藤本という構成で、当院にも導入させてもらっているウシオ電機のエキシマライトを使用した実際の効果について、お話しをさせてもらいました。最近味わったことがない緊張の発表でした(緊張と話し方の要向上の件は今後の検討です)。。。。。

皮膚科では特殊な波長の光線を用いた治療が長い歴史の中で発展してきています。特に2000年代からは、ナローバンドUVBや、エキシマライトと呼ばれる308~311nm(ナノメートル)の限られた波長を有する光線の機械の治療が保険適用となり、日常診療で使われています。どのような疾患に用いられるかといいますと、アトピー性皮膚炎など痒みの強い湿疹病変や尋常性乾癬、掌蹠膿疱症や尋常性白斑といった、非常に多くのものに役立てられています。

今まで、内服や外用療法でなかなか改善しなかった経過で光線をプラス+することで改善することがよくみられ、当院でもそのような患者さんにはこの光線療法をお勧めしています。光線療法のよい点としては、特に副作用がない(軽度の日に焼けるような症状がでる場合もあります)ことで、今回の検討では痒みに対しての効果が高くみられることに注目して発表を行いました。

日常診療で行っている治療を今回講演のために整理しなおしていて、その効果を再度実感したとともに、適した症例、状態などについても理解が深まりました。

明日からの診療で生かしていきたいと思います。

学会が終わってからは、紅葉の奈良で初めて人力車に乗りました。鹿さん達も沢山いてのどかな風景でしたが、実は鹿が近年増えていて実は栄養が足りていない子もいるらしいという説明を聞きました。

人力車に同乗しておられるのは、フットケアでよくテレビにも出演されています、埼玉県済生会川口総合病院 高山かおる先生です。

奈良の国際フォーラムは庭園があって能楽堂もあり素敵でした

鹿があらゆるところで草を食んでいます 

 


第14回トータルアンチエイジングセミナー Session3腋窩多汗症治療

2018年11月4日は、株式会社JMECさんが主催する、第14回トータルアンチエイジングセミナーに参加、講師を務めさせていただきました。

国際フォーラムで行われた勉強会で、形成外科、美容皮膚科の第一線で診療されている先生方がさらにスキルアップを目指す勉強会でした。今まで皮膚科の学会に参加することがほとんどであったので、形成外科、美容皮膚科で、しわたるみに対して最先端の機器を使った講演や、ヒアルロン酸などの注入をリアルタイムで見て勉強ができるこのような勉強会は非常に新鮮でした。

今回、多汗症・腋臭症の治療に『ミラドライ』という治療機器が以前からあるのですが、その機器が医療機器として2018年に国内承認されたため、腋窩多汗症・腋臭症についての総論パートを私が、そして実際に日々使用されている実践編として こまちくりにっく院長 藤本卓也先生が担当となり講演をさせていただきました。

治療の選択肢が増えることは非常に患者さんにとって喜ばしいことと思います。色々な治療法の中でなにが最適か、治療をする側の医師が知らなくてはいけないことも今回学べました。今後の診療にも役立てていきたいと思います。

左からセイコメディカルビューティークリニック 曽山先生、秋葉原スキンクリニック 堀内先生 、湘南藤沢形成外科クリニックR 山下先生、株式会社ジェイメック 西村社長、和歌山県立医科大学皮膚科学教室 病院教授 山本先生、東京女子医科大学 名誉教授 川島先生、クイーンズスクエアメディカルセンター 尾見先生、天神皮膚科形成外科 加王先生、ふくろう皮膚科 藤本

 

 

 

 


週刊文春 2018年11月8日号 取材

あわただしい日々で投稿がまた延びてしまいました。寒くなってくると多くなってきた火傷の話題や、通常診療で非常に多い円形脱毛症やニキビについても投稿をしたいと思っているところなんですが、なかなか追いついていかない状況です。。。。

今回は、週刊文春の取材(文春砲ではないんですヨ!を受けるという、一生で一度あるかないかの非常事態のためちえぶくろう、更新です。

文春表紙

文春表紙週刊文春 2018.11.8

クリニックでも、最近乾燥肌の方が増えてきました。保湿、スキンケアは言うまでもなくここから大切なことですが、さらに直接肌に触れる下着の素材にも気を付けていただきたいと思います。

この季節暑かったり寒かったりで何を着ていいかわからなくなる季節ですが、診察室ではキャミソールの下着の上にウールのセーターなんてチョイスをする方も意外に少なくないです。直接肌に触れる素材としてウールはちくちくしてかゆみを引き起こします。直接素肌に触れるもの、もう一度見直すきっかけになるデータを含めた記事となっています。ぜひ、この冬のインナー購入の参考にしていただければと思います!

院長  藤本 智子


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