ちえぶくろう
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月刊 赤ちゃんとママ 増刊 vol.162 肌(スキンケア)の常識
カテゴリー:クリニック , メディア取材など , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2020年06月10日
GWが明け、6月から池袋のデパートも営業開始となりました。少しずつ日常が戻ってきている雰囲気はでてきていますが、入り口では消毒や、センサーによる体温チェック、みなさんフェースシールドといった標準装備での接客が始まっており、まだ慣れない新しい日常が始まりました。
気温や湿度が高くなる中でのマスク着用は本当に厳しいものがあります。化粧は落ち、皮膚はふやけ、マスクの布で擦れて炎症が起こりやすく、毛穴はふさがりニキビもできやすくなる人も多くなっています。マスク着用下での熱中症の心配も取り上げられていますので、感染防止対策をしながらも、ソーシャルディスタンスが保たれる不要時には適切にマスクoffするなどの適宜対応がカギとなりそうですね。
今回も赤ちゃんとママの掲載をいただきました。夏のスキンケアということで、汗への対応策が載っています。
赤ちゃんは体温調節が苦手で、暑いところではとっても汗をかきますが、この時期、しっかり汗をかいていくことは、発汗機能を成長させるうえでもとても大切なことです。ただ、汗がたまるところでは皮膚がふやけたり、黴菌がついたり、汗腺がふさがったりであせもができてしまいますので、かいた汗はおしぼりでふき取っとたり、ベランダでビニルプールで遊んだりお風呂シャワーなどで、遊びながら落としてあげるのがいいですね。
院長 藤本智子
Baby-mo 春夏号 主婦の友社 ベビーの日焼け止め、虫よけの選びかたについて
カテゴリー:クリニック , メディア取材など , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2019年03月20日
すっかり春の様子になってきて、桜のつぼみ🌸がかわいくでてきました。公園にお花見、散歩など行きたくなる季節ですね。さあ軽装でおでかけをーーーっとその前にあの準備をお忘れなく→それは・・・・→そうそうそれです→→→→→日焼け止めですね。
今回は、主婦の友から発行されているベビモという赤ちゃん雑誌で日焼け止めを特集した記事の中で、その選び方についてコメントさせていただきました。
冬、日照時間が少なくて屋内にとどまりがちな時を経て、春は一気に屋外モード。しかし、同時期には紫外線量も一気に増加、加えて花粉症の人は花粉も飛んでいますので、とたんに肌荒れしてしまうことも少なくないのです。特に赤ちゃんは皮膚が薄く、影響受けやすいですので、保湿作用もある日焼け止めを選ぶのがよいと思います。赤ちゃん用の日焼け止めは大人の敏感肌の方にもおすすめです。
日焼け止めの効果を発揮するためには、①必要な量を塗ること ②午前午後は塗りなおしをすること(レジャーなど日光が強い場面では特に塗りなおしをこまめに)③鼻、頬、おでこなどの少し飛び出ているところは重点的に。です。日常生活ではSPF20~30 PA+++程度があれば十分と考えます。
スキンケアで楽しい春夏にしたいですね。
院長 藤本智子
月刊 赤ちゃんとママ 増刊 1・2・3歳 爪の話
カテゴリー:クリニック , フットケア , メディア取材など , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2019年03月13日
投稿がご無沙汰になりました。去年11月に発行された赤ちゃん向け雑誌で、こどもの爪のお話しをしました。あかちゃんは生まれた時から爪が長く生まれてくる子もいて、私の経験でも、スポーンと生まれてきた我が子をすぐ抱っこした時に、`爪意外にのびてる。痛っ’という記憶があります。
爪は皮膚の一部ですが、ケラチンという、細胞の骨格となる中間径線維です。皮膚などは柔らかいのでソフトケラチンというケラチンが、爪や髪の毛はハードケラチンというものでできています。
非常にラフな絵になりますが、爪の根本と、爪の下の根っこよりの皮膚は、爪母といって爪をつくる工場になっています。この部分を踏んでしまったりなにか強い衝撃が加わることで爪母の細胞が回復不可能なダメージを負うと、爪が生えてこなくなったりがたがたになったりします。
また、足の親指=母趾の先端の爪は、体重を支えるのにも重要です。歩くと地面からの外力が加わりますので上にあがろうとします。それを爪が支えてまっすぐな形になっているので、もし、爪を切りすぎてしまうと、骨が
あがっちゃってしまうことがあります。
爪の切りすぎは陥入爪になったり、爪が浮いてきたり、骨の変形につながったりでいいことがあまりありませんので、普段から赤ちゃんの爪、切りすぎないようにしましょう。
院長 藤本 智子
水いぼの患者さんその後 伝染性軟属腫
カテゴリー:クリニック , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2018年08月25日
もうすぐ夏も終わるのでしょうか?またまた非常に暑い日が戻ってきましたね。前回の投稿から日があいてしまいました。今回は、気になる小さな患者さん、
水いぼの君(キミ)のその後です。結果としては、、、、、、気になりますね。。。。。。。なんと・・・・・・・
ほぼ治りました💛 ほぼとはいっても、見た目は完治です✌ (水いぼは伝染性ウィルスの感染症であり、ウィルスは肉眼的には見えませんので、もしかしたら残っている可能性は否定できません)
あれからも(最終的には4回くらい来院しましたね)麻酔テープを貼ってきてもらい、クリニックで摘出しましたが、我らが水いぼの君(キミ)は、来院を追うごとに協力的になってくれました。私が水いぼを取りやすい姿勢でじっとしてくれて、最後は心配するお母さんの前で堂々としたお兄さんな姿をみせてくれました。
‘この病院だったら来てもいいよ’と、今年夏を通じて私にとって一番のお褒めの言葉、水いぼの君(キミ)から頂きました(^▽^)/
暑い夏、成長したいがぐり頭の男の子の成長が垣間見えて、本当にうれしかったです。まだまだプールに間に合うからいっぱい遊んでください!
院長 藤本智子
水いぼの季節になってきました~お父さんお母さんへのメッセージ~
カテゴリー:クリニック , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2018年07月05日
毎日暑くなってきました💦今年は早すぎる夏の到来ですね。
暑くなると多い皮膚科疾患。今日は『水いぼ』のお話しです。
水いぼは、専門用語で伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言われるウィルスが皮膚に感染して起こります。見た目は表面がつるつるして、少し光沢があり、大きさは1~5mm程度のぶつぶつです。ウィルスの接触感染でうつりますので、洋服から皮膚が露出する頻度が増える夏の時期に多くなり、肌のふれあいが多いこども、その兄弟などは特に感染する機会が多くなります。さらに、汗をかいたりして痒くなり掻いてしまうと水いぼが次々と増えてしまうことも少なくありません。自然に治ってしまうこともありますが、ただ、次々と増えて100個くらいになってしまうこどもがいるのも事実。。。。
さらに水いぼがあることがわかると、感染の観点から保育園や幼稚園のプールは禁止というケースが多いので、色々な考え方はありますが、やはり‘数が少ないうちに取ってしまう’ という方針をお話ししています。
水いぼの切除は痛みを伴いますので、当院では麻酔テープをお渡しし、事前に貼っていただくことで痛みを軽減し処置をしています。
しかし痛いのは誰でも嫌ですし、怖いですから、小さなこどもにとっては大きな試練であります。
先日も、初めて来院された4歳の男の子。クリニックのエレベータホールから大きな声で泣いてやってきました。彼にとっては人生で最悪。この世の終わりという思いでやってきた戦場です。今までも何回か水いぼの処置を経験していて、これから何が起こるのか分かっているようでした。こどもといえども、もうちゃんとわかる年頃。水いぼはとらないと増えるし、大好きなプールをお休みしなくちゃならないこともわかってます。でもやりたくない!!そんな彼になんとか伝えました。私たちは治したいんだということを。。。。。いっぱい汗をかいていっぱい涙がでちゃいましたが、最後、4歳の彼は動かずに先生の治療に協力してくれました。ほんとえらかったです。その日の1等賞、MVPです!まだもう少し水いぼは残っているので彼の試練は続きますが、終わらない戦いではないことを私たちスタッフ一同、一生懸命伝えていますので、これからも頑張ってくれると信じています。
お子さんを連れていらっしゃるお父さんお母さんにお願いします。いやがるお子さんを連れて受診させるのって本当に大変ですし、待合で泣いて他の人に迷惑がかかるとはらはらしてしまうと思います。さらにお子さん痛い処置をする姿を見るのは本当につらいものです。実際涙ぐんでしまうと思います。
こどもは体を張って頑張りますので、終わったらぎゅーーーっと抱きしめて、めちゃくちゃほめちぎってください!
こどもが大きく成長する夏。水いぼの体験もその成長に貢献できたらと願いながら、サポートしていきたいです。
院長 藤本智子
千趣会 ベルメゾン商品のプレスリリースでの講演依頼 スキンケア ~肌に触れるものの重要性~
カテゴリー:クリニック , メディア取材など , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2017年10月06日
先日、8月24日に、株式会社千趣会が運営するベルメゾンの2017年秋冬新商品メディア向け説明会において、肌に触れるインナー選びの重要性について講演をさせていただきました。
http://kirei.woman.excite.co.jp/news/detail/20170901183833_myl023238
http://www.senshukai.co.jp/main/top/press/info/index.html
池袋西口ふくろう皮膚科クリニックでは、4月29日の内覧会にて、“赤ちゃんのスキンケアの重要性”についてミニ講演をさせていただきました(詳細は、ちえぶくろう、最初の記事をご参照ください)が、私自身、このスキンケアについては並々ならぬ情熱を注ぎたいと常日頃思っております。受診される患者さんの中には「またスキンケアの話ですか・・・、よく聞かされていてもうみみにタコなんですが( `ー´)ノ」という方もおられるかもしれません。
ただ実は、素肌に直接触れるインナー選びもそれと同じくらい重要なことに考えています。皮膚のバリアを壊さない=摩擦が少ない、寒さをしのげると同時に室内での発汗を速やかに逃がしてくれる、そんな素材が非常に好ましいと思っています。
ベルメゾンの秋冬は“ホットコット”というあったかインナーに非常に力をいれておられていました。ヒートインナーは近年、ちまたで欠かせないアイテムとなっていますが、その中で綿素材の含有率と、その素材選びにもこだわって作られたインナーであることを説明されていました。
このお話しをいただいたのは開院してまだまもないころでしたので、子供からご高齢の方まで、みんなの素肌をすこやかに保ちたいという当院の理念がこのような機会につながり、私自身非常にうれしいことでした。
もちろん我が家でも綿100%のホットコットを今年の冬は活用したいと思います。

千趣会は、働く女性は非常に割合が多く、生き生きとした職場でとても素敵でした(^^♪
院長 藤本智子
伝染性紅斑 りんご病
カテゴリー:クリニック , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2017年08月10日
伝染性紅斑とは、ヒトパルボウィルスB19による感染症で、典型的には、両ほほが紅くなり、リンゴのようなので、通称「りんご病」として広く知られています。潜伏期は2週間前後(感染7日程度でウィルス血症をきたし、約1週間続きます)。小児では軽度の風邪のような症状がでて体調が悪いのかな?と思っていると、顔面や腕、大腿などに淡い紅斑、あかみが出現してきます。皮膚症状は1週間程度で消退しますが、日光にあたると症状が再燃することがあります。
当院で、お子さんがりんご病にかかったというご家族がうっすら紅斑がでて来院されました。採血の結果は、ヒトパルボウィルスB19のIgMが陽性で診断確定でした。注意いただきたいのは、妊娠初期・中期の妊婦さんが感染すると赤ちゃんに先天性の病気が出てしまうこと。感染が疑われたら、公共の場になるべく出るのを控えること、マスクを着用することをお話ししています。
今年はふくろう皮膚科クリニック、夏季休暇はせずに夏を乗り切ろうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
患者さまからもふくろうの置物をいただいたりしてますますにぎやかになってきています。この場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございます。
院長 藤本智子
手足口病 ~夏の感染症~
カテゴリー:クリニック , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2017年07月31日
手足口病のお子さんが来院されました。この病気をみると、皮膚科としては夏だなあと感じます。
手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹で気づかれる急性ウィルス性の感染症で、乳幼児を中心にして夏季に流行します。原因となるウィルスは主にコクサッキーウィルスA16 、A6、エンテロウィルス71などです。症状は、3~5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底など四肢末端に2~3 mm程度の水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1にみられますが、軽度で高熱が続くことは通常ありません。水疱が出現後、3~7日の経過で軽快する疾患ですが、まれに髄膜炎を合併することがあります。日本では、学校に登校(登園)は可能ですが、症状が消えた後も、2~4週間にわたり便などからウィルスが排出されますので、家族間、学校での感染に気を付けましょう。
私は今までお孫さんが幼稚園でもらってきた手足口病が、翌週におばあちゃま、その後お父様にうつり3世代にわたり連日診察をしたことがあります。大人がうつると子供よりも症状が強かったのが印象的だったのを覚えています。
夏は感染症の疾患が多い季節であります。ウィルス性感染、細菌性感染の予防の基本は手洗いです。外出から帰ったら、またトイレの後にはみなさん石鹸で手を洗いましょう。また、感染した場合にはタオルを共用しないことをお勧めします。
院長 藤本智子
日刊ゲンダイ 受診までの応急処置 “日焼け”
カテゴリー:メディア取材など , 一般皮膚科 , 小児皮膚科 2017年06月08日
6月8日(木)「日刊ゲンダイ」 受診までの応急処置 “日焼け” に当クリニックの藤本智子院長が掲載されました。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/206956
日本人はスキンタイプにより、日焼けの症状が変わること、その対応についてなどがかかれています。ちょうど今は1年に一番紫外線が強い季節です。日焼け止めの対策を行っていきたいですね。日焼け止めの選び方など参考にしていただけると幸いです。
診療時でも日焼け止めの選び方などお気軽にお尋ねください。
池袋西口ふくろう皮膚科クリニック
塗り薬の塗り方
皮膚科では、診療のほとんどといっていいほど塗り薬が処方されます。その後正しいぬり方がご自宅でもできていますか?
軟膏やクリームをしぼって、人差し指の先から第一関節までが0.5g、ローションタイプは1円玉の量が0.5gです。
この量で塗る範囲は、手のひら2枚分に相当します。
症状に合わせた薬をもらっていても塗る量が十分でないと、せっかくの薬の効果が発揮できていない患者さんを多く拝見することがあります。
乾燥肌の保湿剤などは少してかる程度に塗るなどしていただくと十分効果がでること、
そのほかニキビの時の外用方法、アトピー性皮膚炎の症状にはなど、正しいぬり方を診察の中でも確認をしていきます。
診察の内容が、正しく患者さんに伝わるようにをモットーに、日々診療をしたいと思います。
院長 藤本智子