2017-08-10

伝染性紅斑 りんご病

伝染性紅斑とは、ヒトパルボウィルスB19による感染症で、典型的には、両ほほが紅くなり、リンゴのようなので、通称「りんご病」として広く知られています。潜伏期は2週間前後(感染7日程度でウィルス血症をきたし、約1週間続きます)。小児では軽度の風邪のような症状がでて体調が悪いのかな?と思っていると、顔面や腕、大腿などに淡い紅斑、あかみが出現してきます。皮膚症状は1週間程度で消退しますが、日光にあたると症状が再燃することがあります。

当院で、お子さんがりんご病にかかったというご家族がうっすら紅斑がでて来院されました。採血の結果は、ヒトパルボウィルスB19のIgMが陽性で診断確定でした。注意いただきたいのは、妊娠初期・中期の妊婦さんが感染すると赤ちゃんに先天性の病気が出てしまうこと。感染が疑われたら、公共の場になるべく出るのを控えること、マスクを着用することをお話ししています。

今年はふくろう皮膚科クリニック、夏季休暇はせずに夏を乗り切ろうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

患者さまからもふくろうの置物をいただいたりしてますますにぎやかになってきています。この場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございます。

院長 藤本智子

2017-08-01

ふくろうはどこに ② 保湿剤たちに囲まれたふくろう

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『ふくろうを探せ』 第二弾!

今回は保湿クリームの間にふくろうが二羽いますので探してみてください♪

保湿クリームは、スプレー、泡状スプレー、ローション、クリームなど色々なものがあり、患者さんの状態に応じて適切なものを選んでいます。夏と冬、顔と足では同じ保湿でも剤型でだいぶ使いごこちが変わりますね。

このふくろう達はキラキラしていてとても綺麗なのでお気に入りです。

 

当院にはふくろうグッズがたくさんあるので、いつもどれにしようか迷ってしまいます。

まだまだ続きそうです…

(スタッフ投稿)

2017-07-31

手足口病 ~夏の感染症~

手足口病のお子さんが来院されました。この病気をみると、皮膚科としては夏だなあと感じます。

手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹で気づかれる急性ウィルス性の感染症で、乳幼児を中心にして夏季に流行します。原因となるウィルスは主にコクサッキーウィルスA16 、A6、エンテロウィルス71などです。症状は、3~5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底など四肢末端に2~3 mm程度の水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1にみられますが、軽度で高熱が続くことは通常ありません。水疱が出現後、3~7日の経過で軽快する疾患ですが、まれに髄膜炎を合併することがあります。日本では、学校に登校(登園)は可能ですが、症状が消えた後も、2~4週間にわたり便などからウィルスが排出されますので、家族間、学校での感染に気を付けましょう。

私は今までお孫さんが幼稚園でもらってきた手足口病が、翌週におばあちゃま、その後お父様にうつり3世代にわたり連日診察をしたことがあります。大人がうつると子供よりも症状が強かったのが印象的だったのを覚えています。

 

 

夏は感染症の疾患が多い季節であります。ウィルス性感染、細菌性感染の予防の基本は手洗いです。外出から帰ったら、またトイレの後にはみなさん石鹸で手を洗いましょう。また、感染した場合にはタオルを共用しないことをお勧めします。

院長 藤本智子

2017-06-27

当院でのほくろ、しみ、皮膚腫瘍の治療について

開院から1か月半がたちました。ほくろとしみの相談も多い内容です。

まず、その病変が悪性か良性か診断を行い、切除がよいのか、レーザーが適応か、外用などで対応ができるものかをお話しして患者さんに選択していただきます。悪性が疑われる場合には診断のために病理組織学的検査を行いますし、当院で対応ができないと判断した時には連携病院に適切にご紹介をしています。

皮膚腫瘍切除、手術は毎日の診療の中で行っております。

レーザーは「エルビウムヤグレーザー」を備えており、傷跡が残りにくく、術後の傷も治りが早いものを備えています。

そのほか、首にぼつぼつできるスキンタッグと呼ばれるいぼ状のもの、頭や顔面にできる脂漏性角化症というしみからできたいぼについて、保険診療か自費診療になるかなど、なにかと気になる症状があれば、診察時にご相談ください。

院長 藤本智子

 

2017-06-16

蜘蛛にさされた患者さん

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今日はめずらしい患者さんが来院されました。

明け方布団の中で手の痛みを覚えふとみると虫に刺されたとのことで撃退後の虫を持ってきていただきました。受診されたときは刺された周囲が紅く腫れていました。痛みもまだ残る状態でした。

お、、大きい

手足が長くてクワガタのような口がするどい虫です。

足が4本ずつあるので蜘蛛なことはわかりましたが、名前がわからないということで、調べました。結果、

“カバキコマチグモ”であることが判明。日本全土に生息するくもで咬傷の被害がしばしばみられ、交尾期の6月から産卵期の8月に咬傷事故が集中するということでした。毒液には獲物を麻痺させるための神経毒、カテコラミン、セロトニン、ヒスタミンなどを含むため、激しい痛みがでるようです。(Wikipedia参照しています)蜘蛛にかまれて症状がひどいときはカバキコマチグモと覚えた日となりました。翌日のお電話では痛みと腫れがひいたとのことで安心しました。

先週から、そのほかチャドクガによる皮膚炎の患者さんも来院されています。ちょうど薄着の季節、新緑の季節になってきたので、みなさま外出の際や庭の手入れの際はお気を付けください。

院長 藤本智子