2021年10月3日 皮膚の日記念市民公開講座で 講演・演者を務めました
11月12日は何の日かご存じでしょうか?答えは、皮膚科にとっては大切な日で、《いいひふ》の日です。そのいい皮膚の日に因んでのイベント、市民公開講座が毎年開かれているのですが、今年は20年目の記念すべき年となりました。今年のテーマは、「正しいスキンケアでバリア機能アップ」というテーマで、演者の一人として大役を頂きました!
お題は、「汗の役割~汗とのよい付き合い方」です。皮膚に汗が必要な理由、体温調節や保湿作用、抗菌作用などがあるのですが、いい汗をかくために普段から行っていけることなどを紹介しつつ、汗の重要性についてお話しさせていただきました。私が普段考えている汗への思いも組み込みつつ(妄想と空想をちょっぴりロマンに乗せて風🌈 なんのこっちゃみていただけたら伝わると思います)、事前準備に力をいれてきたので今日のビールは各段美味しかったです✨ 汗について少しでも理解が深まったら幸いです
日本臨床皮膚科医会 会長の江藤隆史先生からは皮膚バリアの重要性と効果的な外用療法について、同医会常任理事の高山かおる先生からは、皮膚の役割とスキンケアについてそれぞれ講演いただきました。最後の討論会では、経験豊かな2人の先生と共に、視聴のみなさまから事前にいただいた質問についてぶっちゃけトークという(しかし正しい知識をもとにしています)、台本なしの討論会を行いました。
診察室では接する人はどうしても限られてしまうのですが、このような機会を頂きwebを通じて多くの方々(事前登録で2300人超え‼)と触れ合えたことを経験できて非常に貴重な体験をさせていただきました。また、診察室で、講演みますよ✨と応援してくださった患者さんもおられ、力を頂きました(^^)/ありがとうございました。
今回の講演会、日経でアーカイブ配信を10月5日から11月12日まで予定されています。お時間があれば、ぜひご視聴いただければと思います。配信後またお知らせします。
原発性腋窩多汗症の新薬エクロック®ゲル5%が発売されます
2020年11月26日、世界に先駆けて、本邦初のソフピロニウムを主成分とした原発性腋窩多汗症の、塗る!治療薬、その名も エクロック®ゲル が処方できるようになります👏👏👏
実はワタクシこの外用薬、2015年くらいからでしょうか、開発に関わらせていただいておりました。日本で行った治験場所にも、ふくろう皮膚科クリニックが含まれまして、来院された患者さんも参加していただいております。あれから数年かけて見事、安全性と有効性が証明されこのたび日本で新しい外用薬が誕生しました!
今までなかなか多汗症の治療が普及しなかった大きな理由の一つが、どこでも処方できる薬がなかなかなくて、先生方も治療したくてもできなかった‼というものでしたので、保険適用で、処方箋で薬局でもらえる外用薬がでたということは、非常にインパクトがあります。患者さんたちも、腋窩多汗症でお困りの方がおられたら、まず近所のクリニックや診療所で治療ができる時代になりましたヽ(^o^)丿
少しずつ多汗症の認知度は高まってきているのを感じていますが、これから一気に診療できる場所が全国の保険診療をする医療機関になったことで、汗で日常生活に支障がでている、自分の力を発揮できないと感じている人はぜひ相談をしていただけたらと思います。これからこの薬に関連した講演会が多く続きますが、多汗症の理解が深まっていくように伝えられること、これからも行っていきたいと思います。 院長 藤本智子
2020年 6月 第119回日本皮膚科学会総会 巻き爪のメカニズムについての研究
6月4日、日本皮膚科学会総会で発表を致しました。京都で開催の予定でしたが、コロナの影響ですべてオンラインでの発表となりました。発表内容は、東京医科歯科大学皮膚科フットケア外来でおこなった巻き爪に関する臨床研究についてです。
巻き爪は足のトラブルの中でも日常的に比較的多い疾患で、症状がひどくなると歩行時に痛みを生じ困っている方もたくさんいらっしゃると思います。
今回の臨床研究では、巻き爪の発生メカニズムに関係すると思われる項目について検証しました。その結果、外反母趾などの足の変形、足や足の指の関節の動き、そして歩き方などが、巻き爪と関係することが示唆されました。
巻き爪は爪のみの問題ではなく色々な要素が複雑に絡み合って発生しています。そのため、治療については、爪の矯正だけではなく、歩行姿勢や筋力トレーニングなど総合的な取り組みが重要と思われます。
子どもからご高齢の方まで、巻き爪で悩まれる方は日常的に多く外来に来院されます。今までも、問診では感じていましたが、その発症には複合的な要因があることを明らかにした発表でした。当院では、爪の切り方や、基本的な日々のケアの指導などを行っております。診察の際にご相談ください。
副院長 伊藤 裕子
11月30日 ジャスミン会 帝京大学皮膚科学教室の先生方と勉強会
すっかり冬の季節感がでてきました。街の装いとともに、ふくろう皮膚科もこの季節はクリスマスバージョンになっています。
11月30日は、帝京大学皮膚科学教室主催の、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の医師たちの勉強会に、‘今の時点でのニキビ治療、保険診療でどこまでできるのか’についての講演をしてまいりました。皮膚科では非常に多いニキビが主訴での受診。生活習慣のみだれや、学校・会社・人間関係のストレスなども悪化の一因となるため、ある意味自身の健康バロメーターともいえるかもしれません。ニキビにはここ数年、とてもよい外用薬が保険診療で処方ができるようになりました。その背景から、皮膚科の中でも診療ガイドラインが改定され、保険診療内で、一定の効果をあげる治療が日本全国どこでもできるようになっています。その基本治療を守ってどこまでニキビが改善するのか、ふくろう皮膚科で行っている内容をまとめて発表しました。やはり、外用をきちんと継続するやり方を正しく伝えていく大切さ、どうやったら十分伝えられるのかという点を改めて感じました。
当院での対応が困難な入院を要する状態の方、重度の乾癬の方、大きな皮膚腫瘍切除が必要な方など様々な方を、高度医療機関にご紹介させていただきます。帝京大学皮膚科の先生方にも日頃より大変お世話になっており、本当に丁寧な対応をしていただける皮膚科です。いつもありがとうございますと直接お礼ができてうれしかったです。また、今回は女性限定の会でありましたが、集まった皮膚科の女医の先生方、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の先生方ともお会いできて、非常に私自身ありがたい会に出席させていただきました。
帝京大学教授 多田弥生先生を囲んで。
大変尊敬している先生で、めちゃめちゃうれしいショットです。
院内もクリスマスの飾りつけをしました。
去年と少し違うテイストで、少しうきうきしてきます。
これから年末までわずかになりました。令和元年の残りの日々を乗り切ってまいりたいと思います。
院長 藤本智子
第48回日本皮膚免疫アレルギー学会総会 ランチョンセミナーで講師をしてきました 光線療法について
11月17日の土曜日は、奈良春日野国際フォーラムで開かれた第48回日本皮膚免疫アレルギー学会総会学術大会で、ランチョンセミナー4 光線療法で考える湿疹・痒み治療へのアプローチという講演の場をいただく機会がありました。
座長に大阪市立大学皮膚科教授の鶴田大輔先生、長崎大学皮膚科教授の室田浩之先生、演者に新潟市のながたクリニック 伊藤明子先生、池袋西口ふくろう皮膚科クリニックから藤本という構成で、当院にも導入させてもらっているウシオ電機のエキシマライトを使用した実際の効果について、お話しをさせてもらいました。最近味わったことがない緊張の発表でした(緊張と話し方の要向上の件は今後の検討です)。。。。。
皮膚科では特殊な波長の光線を用いた治療が長い歴史の中で発展してきています。特に2000年代からは、ナローバンドUVBや、エキシマライトと呼ばれる308~311nm(ナノメートル)の限られた波長を有する光線の機械の治療が保険適用となり、日常診療で使われています。どのような疾患に用いられるかといいますと、アトピー性皮膚炎など痒みの強い湿疹病変や尋常性乾癬、掌蹠膿疱症や尋常性白斑といった、非常に多くのものに役立てられています。
今まで、内服や外用療法でなかなか改善しなかった経過で光線をプラス+することで改善することがよくみられ、当院でもそのような患者さんにはこの光線療法をお勧めしています。光線療法のよい点としては、特に副作用がない(軽度の日に焼けるような症状がでる場合もあります)ことで、今回の検討では痒みに対しての効果が高くみられることに注目して発表を行いました。
日常診療で行っている治療を今回講演のために整理しなおしていて、その効果を再度実感したとともに、適した症例、状態などについても理解が深まりました。
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明日からの診療で生かしていきたいと思います。
学会が終わってからは、紅葉の奈良で初めて人力車に乗りました。鹿さん達も沢山いてのどかな風景でしたが、実は鹿が近年増えていて実は栄養が足りていない子もいるらしいという説明を聞きました。
人力車に同乗しておられるのは、フットケアでよくテレビにも出演されています、埼玉県済生会川口総合病院 高山かおる先生です。
奈良の国際フォーラムは庭園があって能楽堂もあり素敵でした
鹿があらゆるところで草を食んでいます