2020-10-19

院長の趣味のきのこ図鑑 ~完璧なきのこ~(皮膚科の内容はありません)

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先日、山梨県のある山道を森林浴してきました。国道から5Mくらいと、ほんの少し入った場所ですが、山道でもないのでだれーも歩く人がいませんでした。富士山が貞観6年(864年)に噴火した際に灼熱に焼けた溶岩流が流れ下り、冷えて固まったのが風穴や氷結といわれる特殊な地形を作り上げたそうです(詳細は成書に譲らせていただきます)。そこに、いつしか木が生え、苔がむし、樹海を形成するとは、自然の成せるわざは、考えが及ばないなと、思いを馳せつつ、趣味のトレッキングをしました。平坦な道でマイナスイオンを目一杯浴びること、都会で過ごしている身にとってはなににも代えがたい贅沢でした。

夏の終わり、秋に向かう山道では、“きのこ” が多く自生しています。私はきのこ好きで、いいきのこがあると、テンションが上がって写真を撮ったりしましたが、今回、今までみたこともないような、✨完璧なきのこ様✨に出会いました!

『む‼ 鮮やかな赤が前方にあるけど、なんだろう。誰かが落としたハンカチかな?』

『むむ‼ やや大きな赤い物体が、どんどん近づいてくるけど、あれは人工のものかな? 現代アート???』

『むむむむぬーーーーー‼ これ、まさかきのこ? やっぱり誰かが作ったビックリアート?? なにこれーーー。』

『きゃーーーーー( ゚Д゚) こわい。触っちゃダメ。絶対これ毒ありそう‼ モノホンですか???? マジ??????』

それが、こちらです。 1・2・3・・・・・

 

いやいや、合成じゃない。作ってません。完全天然1点ものの完璧なきのこ様です。倒木の後ろにちょっと登山靴が見えてますよね?このサイズ感ですよ。こんな出会い、ありますか??地球外からやってきた?きのこの山はここから生まれたのか?もうなにがほんとかわからないほど、近年まれにみる胸の高鳴りでした。

ほんと怖いので、触らずに、祟りがありそうなので取らずに帰宅しました。

あれは幻だったのか。。。ふくろうスタッフとランチ時に話合いをしました。みんなにわかに信じてくれませんでしたが、触らす帰宅したことは正解だったという意見で合致しました。

その後、自宅にある、日本のきのこ図鑑(きのこ好きで所蔵していました。日本のきのこ、半分以上が毒って書いてあるのでほんと見るだけにしています)で探してみると・・・・あれ?これなの?

正解は、タマゴダケといハラタケ目テングタケ科テングタケ属のテングタケ亜属タマゴタケ節に分類されるキノコの一種。でした。

なんと、これはまだ生まれて若い状態で、これから上の傘の部分が開いていくと―――――――、

なんと、私が5年間所蔵し、大事に見ているきのこ図鑑の表紙のきのこでした(*_*) しかも食べれる

えーほんと?表紙は毎回みてるのに、全然わからなかった。でも根本みると確かに卵から生まれてきたようになってるーーー💛です。

私が今までみた中で、こんなにきれいな発色で完璧なフォルムの大きなキノコはなかった‼しかもタマゴダケを画像検索しても、こんなに完璧なものはない!

ということで、大興奮の中、全世界にむけてきのこの写真を載せることにしましたー。

完全に皮膚科とは関係ないお話でした。最期まで目をとおしていただいた方、ありがとうございました。

院長  藤本 智子