2017-10-06

千趣会 ベルメゾン商品のプレスリリースでの講演依頼 スキンケア ~肌に触れるものの重要性~

先日、8月24日に、株式会社千趣会が運営するベルメゾンの2017年秋冬新商品メディア向け説明会において、肌に触れるインナー選びの重要性について講演をさせていただきました。

http://kirei.woman.excite.co.jp/news/detail/20170901183833_myl023238

http://www.senshukai.co.jp/main/top/press/info/index.html

池袋西口ふくろう皮膚科クリニックでは、4月29日の内覧会にて、“赤ちゃんのスキンケアの重要性”についてミニ講演をさせていただきました(詳細は、ちえぶくろう、最初の記事をご参照ください)が、私自身、このスキンケアについては並々ならぬ情熱を注ぎたいと常日頃思っております。受診される患者さんの中には「またスキンケアの話ですか・・・、よく聞かされていてもうみみにタコなんですが( `ー´)ノ」という方もおられるかもしれません。

ただ実は、素肌に直接触れるインナー選びもそれと同じくらい重要なことに考えています。皮膚のバリアを壊さない=摩擦が少ない寒さをしのげると同時に室内での発汗を速やかに逃がしてくれる、そんな素材が非常に好ましいと思っています。

ベルメゾンの秋冬は“ホットコット”というあったかインナーに非常に力をいれておられていました。ヒートインナーは近年、ちまたで欠かせないアイテムとなっていますが、その中で綿素材の含有率と、その素材選びにもこだわって作られたインナーであることを説明されていました。

このお話しをいただいたのは開院してまだまもないころでしたので、子供からご高齢の方まで、みんなの素肌をすこやかに保ちたいという当院の理念がこのような機会につながり、私自身非常にうれしいことでした。

もちろん我が家でも綿100%のホットコットを今年の冬は活用したいと思います。

千趣会は、働く女性は非常に割合が多く、生き生きとした職場でとても素敵でした(^^♪

院長 藤本智子

2017-08-10

伝染性紅斑 りんご病

伝染性紅斑とは、ヒトパルボウィルスB19による感染症で、典型的には、両ほほが紅くなり、リンゴのようなので、通称「りんご病」として広く知られています。潜伏期は2週間前後(感染7日程度でウィルス血症をきたし、約1週間続きます)。小児では軽度の風邪のような症状がでて体調が悪いのかな?と思っていると、顔面や腕、大腿などに淡い紅斑、あかみが出現してきます。皮膚症状は1週間程度で消退しますが、日光にあたると症状が再燃することがあります。

当院で、お子さんがりんご病にかかったというご家族がうっすら紅斑がでて来院されました。採血の結果は、ヒトパルボウィルスB19のIgMが陽性で診断確定でした。注意いただきたいのは、妊娠初期・中期の妊婦さんが感染すると赤ちゃんに先天性の病気が出てしまうこと。感染が疑われたら、公共の場になるべく出るのを控えること、マスクを着用することをお話ししています。

今年はふくろう皮膚科クリニック、夏季休暇はせずに夏を乗り切ろうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

患者さまからもふくろうの置物をいただいたりしてますますにぎやかになってきています。この場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございます。

院長 藤本智子

2017-07-31

手足口病 ~夏の感染症~

手足口病のお子さんが来院されました。この病気をみると、皮膚科としては夏だなあと感じます。

手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹で気づかれる急性ウィルス性の感染症で、乳幼児を中心にして夏季に流行します。原因となるウィルスは主にコクサッキーウィルスA16 、A6、エンテロウィルス71などです。症状は、3~5日間の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底など四肢末端に2~3 mm程度の水疱性発疹が出現してきます。発熱は約3分の1にみられますが、軽度で高熱が続くことは通常ありません。水疱が出現後、3~7日の経過で軽快する疾患ですが、まれに髄膜炎を合併することがあります。日本では、学校に登校(登園)は可能ですが、症状が消えた後も、2~4週間にわたり便などからウィルスが排出されますので、家族間、学校での感染に気を付けましょう。

私は今までお孫さんが幼稚園でもらってきた手足口病が、翌週におばあちゃま、その後お父様にうつり3世代にわたり連日診察をしたことがあります。大人がうつると子供よりも症状が強かったのが印象的だったのを覚えています。

 

 

夏は感染症の疾患が多い季節であります。ウィルス性感染、細菌性感染の予防の基本は手洗いです。外出から帰ったら、またトイレの後にはみなさん石鹸で手を洗いましょう。また、感染した場合にはタオルを共用しないことをお勧めします。

院長 藤本智子

2017-06-08

日刊ゲンダイ 受診までの応急処置 “日焼け”

6月8日(木)「日刊ゲンダイ」 受診までの応急処置 “日焼け” に当クリニックの藤本智子院長が掲載されました。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/206956

日本人はスキンタイプにより、日焼けの症状が変わること、その対応についてなどがかかれています。ちょうど今は1年に一番紫外線が強い季節です。日焼け止めの対策を行っていきたいですね。日焼け止めの選び方など参考にしていただけると幸いです。

診療時でも日焼け止めの選び方などお気軽にお尋ねください。

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック

2017-06-08

塗り薬の塗り方

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皮膚科では、診療のほとんどといっていいほど塗り薬が処方されます。その後正しいぬり方がご自宅でもできていますか?

軟膏やクリームをしぼって、人差し指の先から第一関節までが0.5g、ローションタイプは1円玉の量が0.5gです。

この量で塗る範囲は、手のひら2枚分に相当します。

症状に合わせた薬をもらっていても塗る量が十分でないと、せっかくの薬の効果が発揮できていない患者さんを多く拝見することがあります。

乾燥肌の保湿剤などは少してかる程度に塗るなどしていただくと十分効果がでること、

そのほかニキビの時の外用方法、アトピー性皮膚炎の症状にはなど、正しいぬり方を診察の中でも確認をしていきます。

診察の内容が、正しく患者さんに伝わるようにをモットーに、日々診療をしたいと思います。

院長 藤本智子