月刊 赤ちゃんとママ 増刊 vol.162 肌(スキンケア)の常識
GWが明け、6月から池袋のデパートも営業開始となりました。少しずつ日常が戻ってきている雰囲気はでてきていますが、入り口では消毒や、センサーによる体温チェック、みなさんフェースシールドといった標準装備での接客が始まっており、まだ慣れない新しい日常が始まりました。
気温や湿度が高くなる中でのマスク着用は本当に厳しいものがあります。化粧は落ち、皮膚はふやけ、マスクの布で擦れて炎症が起こりやすく、毛穴はふさがりニキビもできやすくなる人も多くなっています。マスク着用下での熱中症の心配も取り上げられていますので、感染防止対策をしながらも、ソーシャルディスタンスが保たれる不要時には適切にマスクoffするなどの適宜対応がカギとなりそうですね。
今回も赤ちゃんとママの掲載をいただきました。夏のスキンケアということで、汗への対応策が載っています。
赤ちゃんは体温調節が苦手で、暑いところではとっても汗をかきますが、この時期、しっかり汗をかいていくことは、発汗機能を成長させるうえでもとても大切なことです。ただ、汗がたまるところでは皮膚がふやけたり、黴菌がついたり、汗腺がふさがったりであせもができてしまいますので、かいた汗はおしぼりでふき取っとたり、ベランダでビニルプールで遊んだりお風呂シャワーなどで、遊びながら落としてあげるのがいいですね。
院長 藤本智子
2020年 6月17日放送 Eテレきょうの健康 あせも の回の出演します と 今年一番の出会いが。
今日のけんこう の番組にまた呼んでいただきました。去年は`おとなのあせも’だったのですが、今年は`あせも’ということで、みんなのあせもについての対策について特集となりました。GW明けから、非常に暑い日々が連日続いており、クリニックにも赤ちゃんのあせもが増えてきました。この、急に気温が高くなったり湿度も高くなる季節は、老若男女とわずあせもが増えてきますね。熱中症や、虫刺され(もう蚊が飛び始めましたね!)、手足口病、プール熱など夏のトラブルを特集する1週間の中の1日の話題として`あせも’の日もあります。お時間があればぜひご覧ください!
収録は、コロナの緊急事態宣言が始まる前にぎりぎりセーフの時期で行いました。NHKのゲートでは、NHKの建物に入る全員に体温検査をサーモグラフィーで行うという厳戒態勢で感染対策を行っていました。この収録の日に、実はここ数年で一番どきどきしたことがありました。収録前にメイク室でメイクをしてもらっていた時です。一番廊下側だったのですが、廊下には着物をきたお侍さん達が行き来していました!なにかの撮影をしていたようですが、明らかに立ち姿に背筋が通ったオーラが全く違う2人が廊下を横切りました。。。なんとその方々はーーー。『麒麟がくる』出演中の明智十兵衛さま(長谷川博己さま‼)と、織田信長さま(染谷将太さま‼)ではありませんかーーーーー。ほんの0.2秒くらいです(部屋のドアが開いていたすき間から見える廊下を歩かれていました)が、出演前に大興奮してしまいました。明智十兵衛さまとは0.1秒は鏡越しに目が合いました! 『麒麟が来る』は初回から楽しみにみていたのですが、もう年末まで欠かさず視聴させていただきます!(^^)!
収録後にキャスターの白鳥哲也さん 岩田まこ都さんと
`大河の収録はなかなか遭遇できない’とコメントいただきました。
とっても貴重な体験をさせていただきました!
GW明けの診療について 緊急事態宣言下のもと
久々の更新となりました。前回のコラムをアップした時からこんなにも日常が変化してしまったことに日本中の人が呆然としながら4月が過ぎました。大学病院をはじめとした高度医療機関ではCovit-19の治療のため通常の診療を縮小しながらも命を守る医療を必死に継続している状態です。
そのような中、当院のようなクリニックではなにができるのかを考えてきました。一番大切なこと、診療が必要な患者さんのための医療機関の中で最大限できることはなにか①保健医療機関として、必要な診療を継続していく②来院される患者さん、クリニックで働くスタッフの安全、安心のための環境を整える③Covit-19後の社会でのクリニックの在り方を考える がその柱と考えます。まずは院内の環境を整え、保険医療機関としての診療を継続していくこと、GW後から行えるようにしました。③については、不自由になったからこそ見えてきた改善点についてひとつづつ向き合っていきたいと思っております。
我々はCovit-19後の社会の急激な変化で、嘆き悲しむ弱い存在であることをいやおうなしに自覚させられました。しかし、そのような中でも日々の生活は止まることなく、時は淡々と過ぎていくことを体験し、この1か月で、これからはこのCovit-19と共にある社会で生きていくことになるのだなという心境が自然と心の中で育ってきているのを悲しいながら感じています。今できることは、知恵を出しあって無限の選択肢の中からベターな答えを選択していくことだと思います。個人がそれぞれ考え、家族や友人で考え、学校や会社などの組織が考え、自治体や国が考える、その考えがお互いを思いやる内容であればあるほど、全体としてよい選択になるのかと思ったりします。自分でできること、自分が相手にできること、ひとつづつは小さいことかもしれませんが、それらが合わさることで1+1=2以上のものになる。と信じていきたいです。
GW明けからまたクリニック再開。小さい存在ではありますが、社会の一員としてできることを思いながら行っていきますどうぞよろしくお願いいたします。
院長 藤本智子
クリニックの診療継続のための感染対策として受付や診察室にシールドを設置しました。
心理的に本当はこういう壁になるものはしたくなかったですが。。。。。
仕切りはあるけど心の仕切りはありません‼
NHK きょうの健康 2019年12月24日放送 `私ってくさくない?’
今日の健康 冬休み特集 タレントの西野未希さんと考えていきました!
記事 今日の健康 におい特集 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック
すっかりと更新が遅れてしまいました。今年も池袋西口ふくろう皮膚科クリニック‼ スタッフ一同引き締めて診療をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
こちらは去年の12月24日、世の中は静かに楽しくクリスマスを過ごされていた日に、ひっそりとNHK E テレで冬休み特集、みんなの保健室という1週間の特番の中の1テーマを担当させていただいた時の写真です。今回は、‘私って臭くない?’ というチャレンジングな切り口で、真面目に楽しい内容をお届けしていました。そして、今回のゲストに一緒に出演していただいたのは、タレントの西野未希さんでした(最近バラエティでも引っ張りだこで、成人式を迎えるためにダイエットをこの収録の時にもされていました(^_-)-☆、20歳とはとても思えない、非常にしっかりした方で楽しく収録させていただきました✨)。体臭、、、非常にナイーブな問題に対してどう対策をたてるのかについて具体的に考えていきました。
現在、体臭については非常にみなさん気を使われていて、そのための洗濯洗浄剤や柔軟剤、デオドラント製品など世の中にあふれるほどあります。体臭を詳細に調べる医療機器は現在のところありませんので(一部のにおい成分を測定する機器は市販でも売られています)、現在その人のにおいを正確に判断し、数値化することは厳密にはできません。ただそれでも自分の体臭があると思い込み、職場や電車の中や狭い空間では特に気になってしまう人、実は多いです。日々の対策については、NHKテキストの記事に掲載しておりますので、よかったら上のリンクをクリックして確認してください。
病院では詳細な検査は残念ながらできません。もし、`わきが体質’であれば、それに対しては治療があります。一方で、実際にはそんなににおいがないのにも関わらず、自分のにおいが気になるあまり、次から次へと違うデオドラント剤を試してどんどんと悩みの深みにはいってしまう方も少なくないのではないでしょうか?そのような場合、家族や親しい友人などに相談し、共有して気にしないようにする過ごし方を上手く見つけ出せると本当によいのですが。。。
新年一発目の話題としては、なかなか悩み深く、全員にとっての解決策がまだないお話になってしまいましたが、今年は私自身も、新しいことにチャレンジしていく年になるかと思います。不定期にまたこのちえぶくろうで報告させてください。改めまして今年もどうぞよろしくお願いいたします。
院長 藤本智子
11月30日 ジャスミン会 帝京大学皮膚科学教室の先生方と勉強会
すっかり冬の季節感がでてきました。街の装いとともに、ふくろう皮膚科もこの季節はクリスマスバージョンになっています。
11月30日は、帝京大学皮膚科学教室主催の、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の医師たちの勉強会に、‘今の時点でのニキビ治療、保険診療でどこまでできるのか’についての講演をしてまいりました。皮膚科では非常に多いニキビが主訴での受診。生活習慣のみだれや、学校・会社・人間関係のストレスなども悪化の一因となるため、ある意味自身の健康バロメーターともいえるかもしれません。ニキビにはここ数年、とてもよい外用薬が保険診療で処方ができるようになりました。その背景から、皮膚科の中でも診療ガイドラインが改定され、保険診療内で、一定の効果をあげる治療が日本全国どこでもできるようになっています。その基本治療を守ってどこまでニキビが改善するのか、ふくろう皮膚科で行っている内容をまとめて発表しました。やはり、外用をきちんと継続するやり方を正しく伝えていく大切さ、どうやったら十分伝えられるのかという点を改めて感じました。
当院での対応が困難な入院を要する状態の方、重度の乾癬の方、大きな皮膚腫瘍切除が必要な方など様々な方を、高度医療機関にご紹介させていただきます。帝京大学皮膚科の先生方にも日頃より大変お世話になっており、本当に丁寧な対応をしていただける皮膚科です。いつもありがとうございますと直接お礼ができてうれしかったです。また、今回は女性限定の会でありましたが、集まった皮膚科の女医の先生方、豊島区、北区、板橋区の皮膚科の先生方ともお会いできて、非常に私自身ありがたい会に出席させていただきました。
帝京大学教授 多田弥生先生を囲んで。
大変尊敬している先生で、めちゃめちゃうれしいショットです。
院内もクリスマスの飾りつけをしました。
去年と少し違うテイストで、少しうきうきしてきます。
これから年末までわずかになりました。令和元年の残りの日々を乗り切ってまいりたいと思います。
院長 藤本智子